Lyric

ありふれた不安はここに　満ち足りた気持ちはどこに

朽ち果てた希望は永遠に　立て掛けられたままドアに

北風が歩道を洗う　躓いた小僧を笑う

思い出にミサンガ作る　振るわない期間が続く

実績も信頼もなく　実力も迫力もない

こだわりも生き甲斐もなく　いたわりも優しさもない

書きかけの話の中で　守れない約束をする

壁掛けのテレビの中を　外国の車が走る

驚かせてしまうから　言えそうもなくて　音を掛けて祝うから　行けそうもなくて

エイトビート口ずさむ　顔のない男　少し離れ遠くから　見送った背中

流れる時の浮かんで消える儚き夢の宴の後で　抱えたものを地面に置いて堅い何かで強く叩いて

訪れる春やってくる時向かいのドアが少し開いて　上がる炎を少し眺めて結論はそこに

書きかけの話の中で　塞ぎ込む初老の男

行先も告げられぬまま　乗り合いの車は走る

侯爵笑わす海賊　漸く現る骸骨

強弱表すがひとつ　決め手を欠いている様で

勝者が開け放つ扉　敗北者はそっと閉じた

見つめ合う表情硬く　いずれ或る構想語る

大方の予想の通り　だんだんと怪しくなって

思い出す男の言葉　そして誰もいなくなった

エイトビート思い出す　顔のない男　夏の空に流れ星　後のない模様

どうか今日は少しだけ　見逃しておくれ　そうだろうさ！動き出せ　祈らせておくれ

流れる時の浮かんで消える儚き夢の宴の後で　抱えたものを地面に置いて堅い何かで強く叩いて

訪れる春やってくる時向かいのドアが少し開いて　上がる炎を少し眺めて結論はそこに