but: Front Cover

Lyric

Hodokyo

megane

半袖の上に着た上着を脱ぐ季節は

腕のあいだを通っていく生ぬるい風と

ひじに触れる巻き上げられた長い髪

ぼんやりと光る街灯を見ながら

「もう風が寒くはないね」とつぶやくあなたの声とか

駅から出ると横断歩道にひとの群れ

反対側に回って歩道橋を上る

思い出したいのは ただあの日滲む赤ランプの列

どこにいたってあたしだって気づいてほしいけど

きっと見つけにくいからいつも同じ色を身につけています

もう長いこと経った あなたはいまどこにいるんだろう

星が見えるかなと思って足を止めた夜

みんな地上に落っこちて踏み込まれて光って

家路をひたすら進む

ペダルに反応しているあの光のように

あなたの目に見つめられることに応えて赤く光ろうと思った

ぼんやりとした風も立ち止まる

あなたももってた光のはずなのに

あと一時間で着けるまちなのにこんなにも夜は遠い

寄りかかって眺める隣にもうあたしはいなくても

この風はあなたの首筋をかすめていくといいな

言えなかったさよならは風に乗せないでおこう

どこにいたってあたしだって気づいてほしいけど

きっと見つけにくいからいつもおなじ色を身につけています

今も見つめられたら同じように応えられるように

  • Lyricist

    Tomoka Akahoshi

  • Composer

    megane

but: Front Cover

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