Lyric

挨拶の言葉が消えていくメール あなたの顔が見えない

思いを伝える行為が先立ってなにも届かないまま

つぶやく言葉のその表情はなに?

自分の弱さをぶつけるだけで

お互い与えることもできずに求めるだけだとしたら

あなたが見えない あなたが見えない

夜空にあしたの天気が見えない

あたしの両手はいっぱいで傘なんか持ち歩けないのに

あなたが見えない あなたが見えない

どんなに覗き込んだって外の暗闇は凝り固まって動かない

あなたにはあなたの時間がある

あたしにはあたしの生活がある

このまま決して交わらないこともある

何かを成し遂げようとしたら相手の存在が邪魔になったなんて

責め合いたくないでしょ?

どうしようもないまま この一本道はどこへ続いているの

レールの両端を歩いていたらいつの間にか離れ離れになった

握っていられないこの手の中で

もともとはそこにあった思いが粉々になって砕けた

口元だけに笑みを浮かべて お互いにバイバイ、ララライ、ララライ

あなたが見えない

あたしの両手はいっぱいでもうどこにだって届かない

そこまで行けない もう間に合わない

どんなに覗き込んだって外の暗闇は凝り固まって動かない