Lyric

昨夜の残りの缶ビール蹴飛ばし

溢れた臭気は灰色に染まる

濁った空気に色を添えて

開けた窓から逃げ出すんだ

窓に積もった埃を散らせば

今日限りの太陽も落ちる

雪解け間近の晴れた通りに

傘を持ち誰かを待つ人

ノイローゼのような僕たちに次ぐ

かこつけて救いを売る僕たち

乗せて地球はただ回るだけ

孤独な月を尻目に

おやすみ今夜はせめて良い夢を

世界に意味など求めてないさ

ましてや誰かからの期待なんて

瞬きのような人生ならば

花を持たせないでくれ

時が過ぎれば全て変わるさ

悲しいことも全て忘れるんだ

ズボンのポケットの中でならば

孤独ぐらいは飼い慣らせる

大きなケーキを誰と分けたいの？

楽しみに待ち侘びていた僕達

愛しい世界に花を手向けた

小さな手のひらに一切れ

いつかは誰もが星になるだろう

人も街も国も消えるだろう

無意味で無秩序な宇宙の中

僕らはどこへ向かうのだろう？

忘れてくれるな僕らが生きた時代を

おやすみ今夜はせめて良い夢を