ハットもしくはキャップを被る
白のBeefyに袖を通す
873エアマックス合わす
ウォレットチェーン腰に止め出発
駅に到着ローソン立ち寄り
チーかまとビールを手に取り
店員さんに一言交わし
晴天の下喉元を通し
阪急電車とビートに乗る
たまにはひとりでゆっくりと過ごす
紙とペン取ってリリック嗜む
あっという間にポンバシ到着
なんばウォークはほぼ飲み屋街
1人でいるけど孤独じゃない
お天道様にきかせる睨み
右手のビールの星がキラリ
酔っていくほどに視界良好
シラフになったら一杯どうぞ
数字の向こうで見たいもの
頭のなかに未来予想
こんな世間だ、酔わせてくれ
あと1杯飲ませてくれ
朝昼晩追われてるぜでも
楽しめないならもったいねぇ
ちまちまちまちまちまちまちま
缶ビール3本空けてきた
前から名うてのプレイヤー来た
缶のお酒は無礼か粋か
コンビニのことをバーカンという
チーかま4本豪華すぎる
レジ前のチキンの誘惑に負ける
そしてチューハイをまた飲む
いつも通りいつもの通り
真っ赤な顔してIt'sgoin'goin'？
店では瓶ビールいつものHomie
赤絨毯よりコンクリートwalkin'
タクシー乗らずに絶対帰る
定期を使って絶対帰る
千鳥足で帰路に立つ
電車のなかでひと眠りする
酔っていくほどに視界良好
シラフになったら一杯どうぞ
数字の向こうで見たいもの
頭のなかに未来予想
こんな世間だ、酔わせてくれ
あと1杯飲ませてくれ
朝昼晩追われてるぜでも
楽しめないならもったいねぇ
- 作詞者
Tempest
- 作曲者
Dum a.k.a 欲望のKataMari
- レコーディングエンジニア
Qre
- ミキシングエンジニア
Qre
- マスタリングエンジニア
Qre
- その他の楽器
Dum a.k.a 欲望のKataMari
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- ⚫︎
酔道
Tempest
このリリックは、日常の小さな楽しみを通して都市生活のリズムや人間らしい余白を描き出した作品である。ハットやキャップ、エアマックスといったストリートの装いから始まり、コンビニで買うチーかまやビール、電車に揺られながらの一人時間など、誰もが経験する光景をリアルに切り取ることで、聴き手に共感を呼び起こす。酒に酔いながらも「未来予想」を描き、日々の忙しさや社会の窮屈さを一時忘れる姿は、現代人の心情を象徴している。また、「コンビニのことをバーカンという」というユーモラスな視点や、ホーミーとの再会、酔いどれの帰路など、軽妙さと人間味を兼ね備えた表現が印象的である。シンプルな一日をラップに落とし込むことで、日常の断片に音楽的価値を与え、等身大のライフスタイルを提示する作品に仕上がっている。
アーティスト情報
Tempest
1987年生まれ、大阪府出身。 中学時代に友人宅でHIP HOP を教えてもらったことをきっかけに、同文化に興味を持つ。 以降、さまざまな音楽に触れ続け、キャリアとしては18歳から始めたダンスからスタート。 HIP HOP と邂逅してから20年程度経過した頃、「誰かの記憶に残るような人間になりたい」と思い、音楽活動を開始。 替えがきく歯車ではなく、世界で唯一の存在となるべく、成功よりも失敗が積み重なりつつも、現在の活動に至る。 大黒柱・父・社会人・音楽・イベント主催—— 何足もの草鞋を履き、苦悩・葛藤する日々が始まったが、これまでの人生で最も濃密かつ、充実した日々を送ることができている。 何気ない日常生活をリリックに昇華することで、いかにすばらしい人生を送っているのかを歌う。 出てくる単語のほとんどが生活上にあるもので、これらで形成されたリリックとライムは、あなたの耳元に優しく寄り添うだろう。 「泥臭くても、継続することだけが取り柄の男」——それがTempest。
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