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過剰に整形された現代ポップスの無菌室的なスタジオ加工や人工的な完璧さを徹底的に焼き尽くした本作は、ニコニコ動画の歌い手文化が紡いできた劇的な情動の系譜と、F#マイナーの悲痛なエモーションが融合した、生々しく親密な爆発型ロックバラードです。イントロの最初の数秒で、耳に残る不条理なパターン・インタラプトのクリーンギターによるアルペジオと、完全に乾いた至近距離の極めて脆い中性的な高音テナーボーカルによる独白フックが同時に急襲。聴き手を一瞬にして密室へと監禁します。過度な音圧に頼らず、130BPMからサビの155BPMへと不条理に加速するテンポプッシュ、そして終盤のブリッジにおけるピアノ一音の完全静寂からのゼロリビルドの密度変化だけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。5度上の上層和声が炸裂する最終サビを経て、最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。