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過剰に整形された現代ポップスの無菌室的なスタジオ加工や人工的な完璧さを徹底的に焼き尽くした本作は、135BPMの無機質なインダストリアル・テクノと不気味なアナログホラーの質感が融合した、冷徹で催眠的なボカロ風ダークポップです。イントロの最初の数秒で、耳に残る不条理なパターン・インタラプトのテレビ砂嵐音、緊急放送シグナル、そして完全に乾いた至近距離の冷淡な少女ボーカルによる警告の独白フックが同時に急襲。聴き手を一瞬にして密室へと監禁します。過度な音圧に頼らず、心臓の鼓動を模した静寂のグリッド、歪んだヘヴィ・サブベース、冷酷に刻まれるチクタク音の密度変化だけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。特筆すべきは中盤のブリッジで発動する「リズムの欺瞞」です。全ての音が消失し不条理な心音のみへと暗転、時間軸を歪曲。心地よい時間錯覚を植え付け、最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。