筆箱のジャケット写真

歌詞

筆箱

宮川美保

ひざの上の筆箱が

シャリシャリ踊るバスの中

流れる景色はかわらぬが

わたしだけが 歌う

いつまでたってもあたたかく

いつまでたってもやわらかく

どこに行ってもついてくる

このままこうしていようか

それは砂糖のように甘くもなく

口の中でジャリジャリと

いつまでもいつまでもいつまでも

とけることなく残っていました

持って帰ってきたけれど

どこに置いたらいいのやら

思い出すのが痛いので

わたしはひとくち食べました

あなたが静かに死んでから

なかったように暮らしました

はじめから何もなかったように

わたしの中から消しました

つめたい庭に埋めました

  • 作詞

    宮川美保

  • 作曲

    宮川美保

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    筆箱

    宮川美保

心の奥深くにしまい込んだ想いが、切ないギターと共に溢れ出る。失った大切なものへの深い喪失感を表現しました。「筆箱」をぜひお聴きください。

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筆箱

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