※ Preview may take some time.
※ Preview is not available for songs under copyright collective.
デビュー18周年の日にリリース。アーティスト小澤ちひろが出してきたのは、加工していない無編集の音源だった。その飾り気のない歌声は、ピッチのずれやテンポのゆがみ、ノイズさえも心地よい。歌う横顔は、どこか力が抜けていて、心を許した相手に見せる素顔のようでもある。聴き手は、本人と同じ部屋で、日常のなにげない時間を共にしている感覚におちいる。
歌うことが大好きだった少女は、デビューしてから18年間、ファンに音楽を伝えたい一心で、技術や経験を積み上げてきた。同時にちひろの音楽は、あらゆるプロの手によって作り込まれ、磨かれてきた。
その経験に感謝しながら、ちひろは19年目を迎える節目で、「勇気を出して、何もしない」という選択をした。その先に何があるのか、確かめたかったから。そして、「何もしない自分でも大丈夫だった。欠けている自分も素敵だ」と安堵している。
この曲は、実在する女性のストーリーを歌っている。女性は、生きづらさを抱えて生きてきたが、「悲しみ」の対(つい)として存在する「喜び」に気づいたことをきっかけに、幸せに満ちた人生を歩み始めた。
「何をしても、しなくても、幸せしかないから大丈夫」。
歌に込められたこのメッセージは、この女性自身のメッセージでもあり、偶然にも、この18年間の歩みの中で、不安や孤独、ときには絶望すらも感じてきた小澤ちひろが伝えたいメッセージとも重なる。
シンガーソングライター/プロデューサー 北海道札幌市出身4月14日生まれ。 5歳からピアノを始める。この頃から音楽は感情表現であり、息をするように即興のオリジナルソングを歌っていた。 オーディションをきっかけに14歳で上京。 翌年avex traxより『Bye&Thanks』でメジャーデビューを果たすが、2年目に活動中止。 挫折感の中、ギター片手に作詞作曲に熱中し、路上ライブを重ねる。 その後、インディーズでCDリリースのほか、ミュージシャンへの楽曲提供など、音楽活動の幅を広げる。 2012年、ORANGE RANGEとのコラボがきっかけで、地元北海道に拠点を移す。 ライブ活動、楽曲提供などに取り組む一方、リポーターやラジオパーソナリティにも挑戦。ジャンルにとらわれず表現者であり続けている。自分の人生を彩ってきた歌を、誰かに届けることが喜び。歌には、傷ついた心を癒したり、ときめきを運んだり、人生を色鮮やかにするパワーがあると信じている。 2023年からは、さまざまなプロデューサーと組んだ経験や、セルフプロデュースに向き合ってきた実績とセンスを活かし、プロデュース業にも携わっている。
goo-goo RecordS