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リル・ピープやジュース・ワールドらが確立したUSエモ・トラップ(Emo Trap)のダークで退廃的な世界観に、J-POP特有の胸を締め付けるコード進行と痛切なメロディラインを融合させた、感情直撃型のインディー・ポップです。楽曲を牽引するのは、地鳴りのように低くうねりながらフロアを揺らす極太の「808サブベース」と、感情の焦燥感を体現するように超高速で刻まれるトラップ特有の「ロールド・ハイハット(マシンガンのようなハイハット)」。その冷徹なデジタル・ビートの背後で、哀愁を帯びたアコースティックギターのアルペジオがループし、内省的で逃避行的な独特のダーク・ポップ空間を創出します。
ボーカルは、重めのピッチ補正(オートチューン)をあえてエフェクティブに施した、気だるくも切実な男性リード。ヴァースの「生きたいから/死にたいから」という極限状態の心理描写から、サビ(コーラス)の「僕のことを僕よりも知ってる君に見つけて欲しい」という悲痛な叫びへと向かうメロディは、聴き手の胸の奥底にある孤独を暴き出します。近代的なハイエンド・ポップスの緻密な音圧をまといながらも、マスターバスに限度近いアナログ調の歪みを加えることで、ガレージロックのような生々しい質感を両立。安易な救いやポジティブなフレーズを徹底的に排除し、最後は重低音のキックがプツンと途切れ、悲しいギターのループだけが虚空へと消えていく、2020年代の孤独に寄り添う傑作トラックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。