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ファーストキスの瞬間に訪れた「世界のすべてが二人だけになったかのような静謐な高揚感」を、極美なエレクトロポップのフォーマットに落とし込んだ、ロマンチックで幻想的なドリーム・ポップです。楽曲の軸となるのは、夜空にきらめく星々のように繊細に明滅する「シマリング・シンセ(Shimmering synths)」のレイヤーと、心臓の鼓動(BPM115〜120)に優しく同期する丸みのあるエレクトロ・キック。過激なEDMのビルドアップを完璧に排し、浮遊感のあるアナログシンセのフィルターパッドが滑らかに開閉することで、内省的でありながら圧倒的な多幸感を湛えたドリーム空間を創出します。
ボーカルは、ディレイと深めのリバーブの霧の中に美しく配置された、透明感あふれる女性(または繊細なハイトーンの男性)のエーテリアル・ボイス。主旋律の背後で幾重にもレイヤーされたウィスパー調のコーラスが、まるで空から降り注ぐ星屑のようにステレオのL/Rへとパノラマに広がり、聴き手を穏やかなトランス状態へと誘います。サビ(コーラス)で描かれる「今、何を考えている?」という切実な日本語の問いかけが、シンセのシーケンスの波に溶けていく構成は、エモーショナルでありながらも完全に抑制された現代的なアート・ポップの質感を体現。最後はドラマティックな終焉を排し、星の瞬きのようなシンセの余韻だけがゆっくりと宇宙の静寂へと溶けていく、息をのむほどに美しい傑作トラックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。