

死んだ目と その下のほくろ
白雪に浮かんだ
ブレンダー
触れてんだ 溶けてしまうわな
うやむやの亡骸 海に沈めてみよう
明日はきっと 晴れるかな
きしむ妻屋根 白銀の異形
あの頃と同じ 淡く滲んだ朝焼けに
白い道を行ったり来たりしては
粉雪に目を細めても
また同じだよ
重ねた昨日 どこへ溶けてった
波紋は静かに 広がっていって
目の下赤く塗りつぶしても
映るのは ひとつぶんの影
鳥のさえずりに 胸揺らす頃
死んだ目をした彼が
えへへと 照れ臭そうに
握り返す温もりを 待ってる
アネモネと ただ冷えた体
まどろみに浮かんだ
うるんだ
触れたんだ でも薄れていくよなあ
星の遺灰を 風に投げてみても
明日はきっと
帰らない
街灯の下 白い呼吸
あの雲はやがて 甘く浮かぶ綿飴
懸命に頬張って 可笑しいよ
粉雪に耳を寄せても
溢れてくだけ
描いた明日 どこへ流れて
時代は静かに 動いていって
目の下黒く塗りつぶしても
たどり着く場所は 変わらないね
鳥が去った空 見上げる頃
死んだ目をした彼が
くしゃっと笑って
手を振り返す日が来るのを
待ってる
- 作詞者
寒中遊泳
- 作曲者
寒中遊泳
- プロデューサー
寒中遊泳
- ミキシングエンジニア
寒中遊泳
- マスタリングエンジニア
寒中遊泳
- グラフィックデザイン
寒中遊泳
- ギター
寒中遊泳
- ベースギター
寒中遊泳
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寒中遊泳
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重音テト
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寒中遊泳

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帰らない (feat. 重音テト)
寒中遊泳
寒中遊泳のシングル、「帰らない (feat. 重音テト)」は、過去へと変わってしまった記憶と向き合う冬を想う、雪をモチーフとした楽曲である。
冷たい空気の中に溶けていく思い出をそっと手放したいという感情を、スローテンポなインディーサウンドに乗せて描き出す。
煌めくシンセと冷ややかなピアノを主軸に据え、スレイベルや煌びやかなギターが冬の色彩を際立たせる一方、ノイズギターや重厚なベースが、棄てきれない感情の揺らぎをダイナミックに表現する。
ドリームポップを核としながら、ダウナーなボーカロイドサウンドとオルタナティブな歪みが共存する、寒中遊泳らしいミクスチャー作品となっている。
ボーカルには重音テトSV2を起用。彩度の高い声質に、低温で抑制されたSV2特有のニュアンスを加えることで、楽曲全体に物悲しく深い陰影を与えている。 過去を反芻しながらも、日常は静かに進み続ける—そんな冬の一節を描いた一曲。
