苦いお菓子のジャケット写真

歌詞

苦いお菓子

上田真育

言葉は軽く 視線は重い

この街じゃ 声より“在り方”が全て

全て

軽口転がる 空虚のノイズ

薄皮ジョークで 削られボイス

スクリーン越し 拍手が舞う

本音の温度 今日も迷う

上辺のラベルを貼っては 評価

中身は計らず数字で 淘汰

量産のジャッジで人格を 裁くな

この心臓じゃスケールは 足らんわ

挨拶 語るなら先ずは 姿勢

声量より濃度で見せる 存在性

測れるもんだけ並べて 修正

人の価値を定規で掻くな 人生

ペラいマウント聞き流す 毎秒

軽い一言で尊厳を 解錠

モラルは置き去り虚勢や血糖値が 増長

深さも無いのに態度は 最上

偽善のテンプレ コピペの倫理

正義ごっこ 何処までもチープで貧弱

沈黙をネタに 拍手を請け負い

そのフロアに 誇りは見えない

笑うほど バレて

騒ぐほど 薄れて

偉そうに 笑うな

俺は ネタじゃない

敬意なき声は この Beat に沈むだけ

Don’t laugh at me

I’m not your joke

Show some respect

Or drown in this groove

甘い理屈を飾った ステージ

包装紙だけ豪華な イメージ

正義の仮面で語る メッセージ

中身は空洞 検品 全エラーページ

絶対正解振りかざす 口調

温度ゼロ度 マニュアル思考

信念を売って承認を 購入

魂の安売り 今日も横行

黙って積んだ 無数の夜勤

誰も見ない日々が 基盤に直結

歴史は地味でも 軸は真っ直ぐ

下らんランクで 俺は計測されん

見下す視線を 踏み越え加速

口だけ番長 クレーム直撃

噛み砕く韻で 脳ごと侵食

薄っぺらのプライド 全部削除

音は冷静 視線は鋭利

偉そうに 笑うな

俺は ネタじゃない

尊厳なき世界を この Voice で揺らすだけ

Don’t laugh at me

I’m not your joke

Show some respect

Or drown in this groove

舐めるな この歩みを 軽く見るな

(苦笑)

舐めるな 年上を軽視すんな

ガキによるガキみたいなマウント 興味ねぇわ

態度で語れ ランクは背中

騒げば騒ぐほど 底が浅はか

威張り声より 無言が刺さる

沈黙こそ 最強のカウンター

吠えるほど 器は測られ

俺は冷えた誇りで 制圧するフロア

声に頼らず 視線で締める

騒音の海を ひとりで沈める

ノイズに溺れる 群れを横目に

俺は歩く ただ COLD STARE

偉そうに 笑うな

俺は ここに立つ

冷えた誇りだけ

このBeatで 踊る

Don’t laugh at me

I’m not your joke

Show some respect

Or drown in this groove

  • 作詞者

    上田真育

  • 作曲者

    上田真育

  • プロデューサー

    上田真育

  • グラフィックデザイン

    上田真育

  • ソングライター

    上田真育

  • プログラミング

    上田真育

苦いお菓子のジャケット写真

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    苦いお菓子

    上田真育

『苦いお菓子』は、
社会や職場に漂う
“表向きのやさしさ”の奥にある
微妙な棘を言葉にするところから始まりました。

誰も悪者にならず、
それでも誰かが傷ついていく。
そんな空気の中で、
違和感はいつも、
甘い沈黙の裏側に押し込められています。

この楽曲では、
感情をぶつけるのではなく、
鋭さを、静かに言葉として提示する
という距離感を選びました。

声にならない違和感を、
あと味のように残す。
それが『苦いお菓子』です。

— 上田真育

アーティスト情報

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