Lyric

薄暗い森 進んでいくと

フクロウが こっちを見てる

大きな瞳で じっと

なにか 言いたいことがあるのか

でも僕には そのフクロウが

何を 言いたいのか

ちっとも 聞こえない

物語みたいに 何か伝えてよ

草原のなか 歩いていると

野ウサギが 向こうへ逃げた

しなやかに 飛び跳ねて

道案内を してくれるのか

でも僕には その野ウサギが

どこを 目指してるのか

ちっとも わからない

物語みたいに どこか連れてって

ただ僕は 歩くだけ

時々食べて 時々眠って

ただ僕は 歩くだけ

時々泣いて 時々歌って

森の フクロウなんて

とっても 意味ありげだけど

草原の 野ウサギなんて

なにかの 使者みたいだけど

いくら 耳を澄ましても

何も メッセージなんてない

いくら 追いかけてみても

どこへも 導きはしない

ただ僕は 歩くだけ

時々食べて 時々眠って

ただ僕は 歩くだけ

時々泣いて 時々歌って

遠い空を 見つめていたら

藍色に 一番星も

ただ そこに光ってる

何も 教えてくれはしないけど

ある日 河原で偶然拾った

たったひとつの小石 宝物にして

ポケットの奥に そっとしまって

ただ僕は 歩くだけ

時々食べて 時々眠って

ただ僕は 歩くだけ

時々泣いて 時々歌って

ただ僕は 歩くだけ

ただ僕は 歩くだけ