

かん かん
幕が 裂ける
名を 捨てて
鬼に なる
かん かん
灯り 揺れる
素顔など
もう 要らぬ
かん かん
幕が 裂ける
名を 捨てて
鬼に なる
かん かん
音が 止まる
役を 脱げば
誰に なる
白粉 ふわり
指は 冷たい
鏡の 底に
知らぬ 影
墨で 引く 眉
はみ出す 刃
喉の 奥で
火が 鳴る
幕の 向こうは
熱の 海
一目で 値が
決まる よ
笑い 一つで
命 売り
見得 一つで
魂 張る
足袋が 鳴る
板が 鳴る
鼓動と 太鼓
重なり合う
かんかん 鳴らせや 拍子木
血が 騒ぐ この 秒動に
名も 身も 捨てて 舞台立ち
影が 本性 月が 証人
役か 現か 境目は
墨の 一線 踏み越えた
俺は 俺で あらぬもの
客の 欲望 纏うもの
かん かん 鳴るほど 深く
闇が 濃くなる 灯りの 奥
喝采さえも 刃に なる
笑顔の 裏で 牙が 鳴る
かん かん
幕が 上がる
名を 捨てて
鬼に なる
かん かん
音が 止まる
役を 脱げば
誰に なる
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

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拍子木
Liminal Reverie
『拍子木』
かん、かん。
闇を裂くその音は、
始まりの合図か、
それとも終わりの鐘か。
歌舞伎の定式幕がわずかに開くその瞬間。
名を捨て、役をまとう者が、
光と影のあわいに立つ。
和の緊張感とブーンバップの鼓動が交差する、
ダーク・カブキ・ヒップホップ。
鳴らすのは木か、
震えるのは心か。
――幕が上がる。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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