※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
前作『ランベール』で描かれた、狂おしいほどの別れの痛み。その背景には、一人の女性が人知れず抱えてきた葛藤と、あまりに純粋すぎる愛の形が隠されていました。
主人公は、幼少期から生きづらさを抱え、他者に対して心を閉ざして生きてきた女性。そんな彼女の世界に光を灯したのは、驚くほど真摯で、瞳の奥に強い意志を宿した一人の青年でした。
二人は、指先さえ触れ合うことのなかった関係。
けれど、彼女が震えていた時に彼が見せた静かな慈しみや、ふとした瞬間に宿した情熱的な眼差し。それらは、孤独だった彼女の魂を初めて深い安らぎで包み込みました。
「この人になら、自分のすべてを委ねてもいい」
そう思えたのは、長い人生の中で、後にも先にも彼ただ一人。
それは依存ではなく、過酷な日々を生き抜いてきた彼女にとって、彼という存在そのものが唯一の「心の拠り所」だったからです。
しかし、彼が差し出した真っ直ぐな想いを前に、彼女は反射的にその手を拒んでしまいます。大切な存在を汚したくないという臆病さと、過去の傷。信じきれなかった後悔を抱えたまま、年月は流れました。
『シンシア』で歌われるのは、そんな自分自身の性質を静かに受け入れ、過去の蓋を外した先にある覚悟。
たとえ再び結ばれることを望めなくても、せめて一度の再会を、一度の温もりを……。その願いは、悲劇を乗り越えた女性の、凛とした誠実さに満ちています。
「あなたに愛された記憶があるから、私は私になれた」
その深い感謝を胸に、彼女は今、潔く、自分らしく未来を歩き出します。
作詞家 Azu_ (アズー) 誰もが心に抱える痛みや孤独、そして小さな希望にそっと寄り添い、光を灯す言葉を書き記すことを目指しています。 描くのは、迷いの中にある魂が紡ぐ、葛藤と再生の物語です。 発達障害グレーゾーン、DV、アロマンティックスペクトラムといった切実な悩み。 そして、未完了の別れ、親との死別、ペットロスなどの深い喪失。 男女という性(さが)ゆえの愛おしいほどの不器用な「人間らしさ」。 それら割り切れない感情や不完全な美しさを誠実に掬い上げ、葛藤からの「解放」と「癒し」、そして「再起」を願うすべての人へ贈るメッセージとして綴っています。 【 表現の形態について 】 言葉のひとつひとつが、最も純粋な響きで心へ届くよう、ボーカルにはあえて人の体温を介さないAI歌唱を採用し、作詞・総合プロデュースをAzu_が務めております。 透明な歌声を通すことで、これらの物語を、聴く方それぞれの記憶や想いと重ね合わせていただければ幸いです。 【 活動実績と背景 】 作詞家 Azu_ は、ボサノバシンガー Natuko と同一人物です。 Natukoとして発表した楽曲「心の手」とその背景について取材を受けた際、NHK番組スタッフの皆様から「みんなのうた」への推薦という身に余るお言葉をいただきました。その経験を糧に、現在はより広く深く、言葉の力を追求しています。 各楽曲の説明欄にて、作品テーマと歌詞全文を公開しております。 よろしければチャンネル登録と高評価で、作詞家 Azu_ の活動を応援していただけると嬉しいです。 ※2025年9月12日、自らの誕生日に「作詞家 Azu_」としての歩みを始めました。 心の奥底にある真実を探求し、多様なテーマを通して共感と癒しをお届けしてまいります。