

自動ドアが開くたびに
ぬくもりだけが流れこんだ
笑い声や泣き声が
天井のほうで混ざってた
買い物かごを押す人の
袖や背中を避けながら
話し相手も無くただ独り
少し行き場がなかった
どうせ自分には
関係ないと思った
そうでも言わなきゃ
立っていられなかった
日曜夕方のモールで
ひとりきりがやけに沁みた
手をつないで笑う人たちが
届かない未来に見えた
羨ましいとも言えなくて
寂しいとも認められなくて
帰りたかったのはきっと
昔の自分だった
フードコートの片隅で
ひとりスープを飲む人がいた
仕事帰りの制服のまま
静かに息をつく人もいた
みんな今日を抱えたまま
何も言わず歩いていく
拗ねた顔しているのは
自分だけみたいだった
比べることには
慣れてしまったけど
心まではまだ
置いていけなかった
日曜夕方のモールで
ひとりきりがやけに沁みた
笑って通り過ぎる背中に
見えない夜もあるのかな
羨ましいとも言えなくて
寂しいとも認められなくて
それでもここにいる僕を
少しだけ見ていたかった
日曜夕方のモールで
自動ドアがまた閉まってく
明日のことはわからなくて
今日も何者でもないけど
手をつないで笑う人たちが
届かない未来に見えた
羨ましいとも言えなくて
寂しいとも認められなくて
帰りたかったのはきっと
昔の自分だった
でもガラスに映る顔は
ちゃんと今の僕だった
だからこのまま歩いていく
今の自分の足で
- 作詞者
kazmaribukuro
- 作曲者
kazmaribukuro
- プロデューサー
kazmaribukuro
- ボーカル
kazmaribukuro
- ソングライター
kazmaribukuro

kazmaribukuro の“日曜夕方のショッピングモールで”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
日曜夕方のショッピングモールで
kazmaribukuro
日曜日の夕方。
買い物客で賑わうショッピングモールの中で、ふと自分だけが取り残されたような気持ちになることがある。
誰かの笑い声。
手をつないで歩く恋人たち。
家族連れの楽しそうな会話。
そんな何気ない風景が、なぜか遠い世界の出来事のように見えてしまう日。
『日曜夕方のショッピングモールで』は、孤独や焦り、誰かと自分を比べてしまう気持ちを描きながらも、最後には「今の自分を受け入れて歩いていこう」と静かに語りかける一曲です。
誰にも言えない寂しさを抱えたことがある人へ。
ガラスに映る自分の姿を見つめながら、それでも前へ進もうとするすべての人に届けたい歌です。



