
1
じゅんさい通りで八日頃に
2
梨畑への散歩道
3
メロンの海で河童は遊ぶ
4
鉢植えの雪が滴る朝
5
トタン屋根の境界線に雲はある (2022 Rerecorded Version)
6
電線の隙間に冬の朝が来る (2022 Rerecorded Version)
7
枕元でお米が躍るのを聴いている
8
ささらの夜に
9
おじいちゃんとの唯一の記憶
10
お盆の夜はやっぱり蒸し暑い
11
いつでも山本で待っている
12
ちょっと怖いお墓参り
13
ちょっと酒屋さんまで
14
霧に揺れた斧劈皴
15
深夜2時の日本はクリスマス (2022 Remix version)
16
雨の陽旋が田んぼの傍で
17
笛の音で希望を感じるのも乙なものだ
18
煙に見え隠れした遠い遠い夕陽
19
桜 (枝垂桜と長い雨 版)
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従前より鈴木諭がBGMとして制作していたインスト和風曲の中から、気に入っている曲を抽出及びリアレンジして1枚のアルバムに纏めたのが、本作『音筏』である。
「田舎で生まれ育ったからこそ描ける、景色の見える和風曲」というコンセプト通り、タイトルには郷里秋田の地名などが散見される。これまで彼が主として発表してきたロック系統の楽曲とは大幅に印象を異とするものの、一貫して通ずるものはやはりキャッチーなメロディではないだろうか。
聴きどころとしては、全て自身で演奏したという三味線の切ない音色は勿論のこと、クラシック・電子音楽など多種多様なジャンルを和で料理している、バリエーション溢れる楽曲に耳を傾けて欲しい。
言葉が無いからこそ、ただただ無心に心落ち着けて聴ける一枚だと筆者は感ずるところである。
地獄の詩世界と秋田弁ブルースを唄う、裏日本シンガー。じゅんさい王国(旧・山本町)出身。2023年頭より弾き語りを本格始動し、代表曲に『犬の川』『アトピーのうた』 『亀のいる木橋』などがある。「東北の情念的な系列」と評される文学的かつ厭世的な歌は、各所で高い評価を得ている。またもう一つの持ち味である秋田弁ブルースも「何を言ってるか全く分からないけど面白い」等の声を集め、人気を博している。精神疾患の再発を機に、療養を経て2026年より拠点を秋田に移し活動再開した。
哥処 墨林庵
