湯たんぽのインターミッションのジャケット写真

歌詞

湯たんぽのインターミッション

Akemi

三茶の台所 やかんが鳴って

湯たんぽの口に 湯気を落とす

栓をきつく締め 布にくるめば

今夜の足元 ひとつ温い

黒い電話は 鳴らないままで

「忙しいんだ」の 声が短い

週末ごとに 間が遠くなる

それでも問わず 湯を抱えてる

胸に抱いた熱 夜更けは温く

眠るあいだに 少しずつ冷める

気づけば足が 縁を辿って

ぬるい境目 そっと撫でてる

朝の布団で 持ち上げてみれば

金属の肌が 鉄の冷たさ

昨夜の湯はもう 温度をなくし

栓をゆるめて 流してしまう

国道沿いの 夜のトラック

近づくほど 低く窓を打つ

だから声の冷えも 先に気づく

訊かずに足元 自分で温める

やかんをもう一度 火にかけ直す

新しい湯気で 口を満たして

温もりはいつも 一晩限り

それでも今夜の 足は温い

「最近どうしたの」 飲み込んだまま

栓をきつく締めて 布にくるむ

誰も待たない 冬の足元

ひとり分の 幕間(インターミッション)

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

湯たんぽのインターミッションのジャケット写真

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    湯たんぽのインターミッション

    Akemi

「湯たんぽのインターミッション」は、恋人の温度が静かに引いていく兆しに気づきながら、それを問いつめず自分の足元を自分で温め直す冬の夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
三軒茶屋の台所で鳴るやかん、湯たんぽの口に落とす湯気、きつく締める栓、鳴らないままの黒電話、そして朝に持ち上げた鉄のように冷たい金属――一晩で進む温もりの引き際が、声の短くなった関係の温度差を静かに映し出す。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、冷えていく温度に気づいても「どうしたの」と問いつめれば縋る形になると知り、変わってしまった温度を受け取ったうえで、自分の手で足元を温め直す大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、冬の夜、電話、部屋の温度差を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

朝、冷え切った湯を栓からゆるめて流し、やかんをもう一度火にかけ直す。
「最近どうしたの」という一言を飲み込んだまま、誰も待たない冬の足元を自分ひとりのぶんだけ温める――そんなすれ違いの兆しと、縋らない静けさを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.

アーティスト情報

  • Akemi

    1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。

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