

削れるアスファルト スパイクの音
見上げる高架(ルーフ)が 雪を遮る
誰もいない 真夜中の歩道橋
都会(まち)の吐息を 見下ろしてみるの
「下り」のライト 追いかけてゆけば
二つの線路 交差するあの街
響くジェットの音 広い空を仰いだ
あの日から どれくらいの距離を歩いただろう
降り積もる雪は 昨日を塗り替えるキャンバス
まっさらな道に 私だけの足跡(しるし)を
かじかんだ指先 缶コーヒーで温めて
まだ見ぬ景色を 探しにゆくの
不意に滑る足元 凍てついた轍(わだち)
高架の継ぎ目から こぼれる雫
顎をうずめた 夜に馴染む黒いウール
自分が選んだ 孤独は優しかった
カセットのテープ 伸びるほど聴き返した
未完成な夢 形にするまで
誰かの期待に 応えるだけの日々さえ
全ては今日へと 続いてるプロローグ
降り積もる雪は 迷いを消してゆくキャンバス
凍えた舗道に 新しい足跡(しるし)を
重たいコートの 襟を少しだけ緩めて
明日の私を 迎えにゆくの
雲が切れて 冬の星が一つ
遠い地平 夜明けの色が滲む
止まらない時間の 真ん中で
一瞬の静寂(しじま)を 抱きしめて
降り積もる雪は 未来を照らしてゆくキャンバス
まっさらな空に 私だけのメロディを
飲みかけのコーヒー 熱い想いへと変えたら
この夜のすべて 味方につけて歩き出す
雪が止んだ 朝を待つ246
昨日までの私に 小さく手を振って
歩き出すの 光のほうへ
澄んだ空気を 深く吸い込んで
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“雪のリフレクション”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
海辺のソルフェージュ
Akemi
- 2
孤独のディシジョン
Akemi
- 3
サヨナラの速度
Akemi
- 4
砂嵐のセレナーデ
Akemi
- 5
記憶のエンドグルーヴ
Akemi
- 6
指先のプライオリティ
Akemi
- 7
夜のバランス・コントロール
Akemi
- 8
黄昏のクロス・フェード
Akemi
- 9
トパーズの街
Akemi
- 10
真鍮のチェックアウト
Akemi
- ⚫︎
雪のリフレクション
Akemi
- 12
インターチェンジ・ブランク
Akemi
- 13
成層圏のオート・パイロット
Akemi
- 14
西海岸のミステイク
Akemi
- 15
北ウィングのセパレーション
Akemi
「GROOVES & TAILLIGHTS」は、テールランプの残光がレコードの終わりの溝へ沈んでいくまでを追った15曲を収めた、Akemiの3rdアルバム。
冬の海辺のホテルで書く宿泊カード、終電後のホームの公衆電話、料金所を過ぎた夜の高速、雨のレコード店で譲らなかった一枚、そして預かったままだった真鍮の鍵――助手席を降り、鍵を置き、自分の速度へ戻っていく夜の決意を、ひと続きの流れとして編んでいる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、誰かの用意した心地よさに座り続けないと決め、そのぶんの寒さを自分で引き受ける大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夜の高速、レコード、雨の空港を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した15曲となっている。
前半は預けていたハンドルを自分の手に取り戻すまでを、後半は預けたままだった操縦桿を解除するまでを走る。
最後の一曲でタクシーの黒いドアが閉まり、告げた行き先は彼との静寂ではなくいつもの東京だった――そんな自分の速度へ戻るまでの物語を収めたアルバム。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
Akemiの他のリリース
nanayon music



