

重いドアが 閉まる音
テーブルには 冷めたコーヒー
合鍵(キー)の代わりに 残された
かすかな コロンの香り
防音ガラス 押し当てた
額に伝わる 夜の冷気
眼下に広がる 光の川
16号へ 続く道
昔ふたりで 海へ抜けた
今は部屋から 見送るだけ
見下ろす 夜の高速(ライン)
加速してゆく 貴方の背中
私という名の 分岐点(インターチェンジ)
素通りして 本線(ルート)を急ぐ
交わらない ふたつの車線(レーン)
助手席で待つ ヒロイン役を
私の意志で 選ばなかった
貴方が望む 速度(スピード)では
自分の景色が 見えないから
優しい言葉で 飾るより
綺麗に別れる 美学(ルール)なの
引き留めなかった あの瞬間に
答えは 出ていたわ
ルームミラーに 映るはずの
私の部屋の 小さな明かり
もう振り向かない あの横顔
どこかの街へ 降りる頃には
隣に似合う 誰かを探して
私の時間は この部屋で
静かに 秒針を刻むわ
悲しいくらい クリアな夜ね
見下ろす 夜の高速(ライン)
赤い光の 帯に溶けてく
私という名の 分岐点(インターチェンジ)
思い出だけ 置き去りにして
微熱を残した 夜の淵(ふち)
Red taillights fade
Route 16 memories
My silent room
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“インターチェンジ・ブランク”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
海辺のソルフェージュ
Akemi
- 2
孤独のディシジョン
Akemi
- 3
サヨナラの速度
Akemi
- 4
砂嵐のセレナーデ
Akemi
- 5
記憶のエンドグルーヴ
Akemi
- 6
指先のプライオリティ
Akemi
- 7
夜のバランス・コントロール
Akemi
- 8
黄昏のクロス・フェード
Akemi
- 9
トパーズの街
Akemi
- 10
真鍮のチェックアウト
Akemi
- 11
雪のリフレクション
Akemi
- ⚫︎
インターチェンジ・ブランク
Akemi
- 13
成層圏のオート・パイロット
Akemi
- 14
西海岸のミステイク
Akemi
- 15
北ウィングのセパレーション
Akemi
「GROOVES & TAILLIGHTS」は、テールランプの残光がレコードの終わりの溝へ沈んでいくまでを追った15曲を収めた、Akemiの3rdアルバム。
冬の海辺のホテルで書く宿泊カード、終電後のホームの公衆電話、料金所を過ぎた夜の高速、雨のレコード店で譲らなかった一枚、そして預かったままだった真鍮の鍵――助手席を降り、鍵を置き、自分の速度へ戻っていく夜の決意を、ひと続きの流れとして編んでいる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、誰かの用意した心地よさに座り続けないと決め、そのぶんの寒さを自分で引き受ける大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夜の高速、レコード、雨の空港を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した15曲となっている。
前半は預けていたハンドルを自分の手に取り戻すまでを、後半は預けたままだった操縦桿を解除するまでを走る。
最後の一曲でタクシーの黒いドアが閉まり、告げた行き先は彼との静寂ではなくいつもの東京だった――そんな自分の速度へ戻るまでの物語を収めたアルバム。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
Akemiの他のリリース
nanayon music



