Lyric

あなたの歩いた道を　僕も歩いてみたかった

それは叶わぬ夢とわかってる

ただそう思えるだけでいい

今は願えるだけでいい

あなたは時々怒りん坊で

凧揚げの糸が絡まるだけで

帰ってしまい　泣きべそをかけば

男のくせにと叱られた

そのわりに自分は涙もろくて

昼のメロドラマなんかで泣いたりしている

僕は見逃してないよ　あなたの言う男って

一体どんなものだろう

大学を辞めてミュージシャンになると言った時

それならば俺が死んだらそれも歌にしろと言ったね

あなたが歩いた道の　途中に僕は生まれた

知ることの出来ない　青春の日々を

語り合ってみたかった

共に歩いてみたかった

売れない僕のレコード　ある日突然

近所のレコード屋さんに並んだ

どうやらそれは　あなたがたくさん

注文したからだったみたいで

いたずらが好きで　誕生ケーキを

隠して笑わせたり

ファミコンは買わないが　パソコンなら買ってやると

難解な理論を叩きつけたり

今となっては　全部わかるんだ

凧揚げの日の　こと以外はね

晴れ渡る青い空に　あなたの顔が浮かんで

今でもそばで　笑ってくれてる

そんな気がしているんだ

流れてく時に人は　忘れることもあるけど

僕はずっと忘れないよ

あなたと過ごせた日々を

あなたがくれた気持ちを

またいつか会える日まで