あかねいろの そらがしずかに
うみにとけて かえりみちをそめる
きみのえがお おもいだすたび
まだどこかで とまったままのこころ
ひとりすぎた なぎさのうえに
はなのような かぜがふいて
きみになにも いえなかった
あのひのことが おしよせてくる
とどかないことばが
むねのなかでゆれて
ゆうひにうかんで
きえそうになるけど
Akane Coast
きみをおもいだすたびに
あのしずかなゆうひが
むねのどこかをてらすよ
もしあのとき
ひとことでもいえたなら
かわっていたのかな
かわらないのかな
なみのように きえるおもい
ゆくひとたち かげがのびて
ほしのはじまり まちをいろづける
きみとあるいた すなのあとが
まだすこしだけ のこっている
いえなかったきもちが
きょうのかぜにのって
あかねいろのそらへと
そっとほどけてゆく
Akane Coast
きみをおもいだすわけは
あのひのことばたちが
まだむねのなかでねむるから
いつかどこかで
もういちどだけあえたなら
なにげないしずけさで
きみのなまえを
よべるきがした
ゆうひがおちて
うみがくらくなるころ
うしなったものより
いえなかったことが
そらにひかっていた
- 作詞者
Aomaboroshi（青幻）
- 作曲者
Aomaboroshi（青幻）
- プロデューサー
Aomaboroshi（青幻）
- ミキシングエンジニア
Aomaboroshi（青幻）
- マスタリングエンジニア
Aomaboroshi（青幻）
- グラフィックデザイン
Aomaboroshi（青幻）
- プログラミング
Aomaboroshi（青幻）
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茜の浜辺
Aomaboroshi（青幻）
茜色に染まる夕暮れの海辺で、
言えないまま胸の奥に残った想いをそっと抱きしめる——
そんな静かな心の余韻を描いた物語系J-POP。
波音と風の気配がゆっくりと近づき、
過ぎていく時間を映し出すように光がゆらめく。
男性ボーカルの落ち着いた語り口が、
“もしあの時、一言でも伝えられていたら” という
誰もが胸に秘める後悔と温かい記憶を優しく照らす。
ピアノとギターが織りなすシンプルで美しいサウンドは、
茜色の夕焼けとともに静かに心へ溶け込んでいく。
海が夜を迎える瞬間にこそ、
言えなかった言葉は最も強く輝く。
Aomaboroshi が贈る、
“夕暮れの海に溶けるような一曲”。
アーティスト情報
Aomaboroshi（青幻）
Aomaboroshi（青幻） は、 「幻想と現実のあわいに揺れる心」をテーマに活動する音楽プロジェクト。 霧、雨、光、そして季節の記憶—— 日常の中にある儚い瞬間を、 男女それぞれのボーカルを通して描く。 繊細なメロディと詩的な言葉が紡ぐ物語は、 まるでアニメのエンディングや映画のワンシーンのように、 静かに心の奥に残る。 演歌で培った情感と日本語の美しさをベースに、 J-POP、アニメバラード、シティポップの世界へ。 Aomaboroshiは、音楽で“人の記憶”を描くアートプロジェクトです。 ― 「音の幻が、あなたの記憶に届きますように。」
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