こんな夜には疼く
拭う blue
僕の体を返してよ
掻き消した咆哮
降り始めたのはあなたの優しさ
ずっと頬に感じていたかった
眩しくて温かかったはずの水滴
汚したのは泥濘ではなくこの僕だ
この衝動をどうしようだなんて言うて
後遺症もないんでしょうし
どうせ引かれるだけだし
最低だなんて初めて言われて驚く
とっくに判っていたはずなのに
こんな夜には疼く
狂う true
僕の体を返してよ
揉み消した高揚
勢いが強すぎて濁っていく清流のように
乱暴者の僕もあなたの中に
溶けてしまえたらいいのに
小さなこの部屋の片隅で
あの瞬間を幾度も貪る
あなたがいけないんだ
今僕の傍に居てくれないから
こんな夜には疼く
拭う blue
僕の体を返してよ
掻き消した咆哮
あなたがいけないんだ
そんな風に笑うから
この部屋においでよ
僕が台無しにしてあげるよ
こんな夜には疼く
狂う true
僕の体を返してよ
揉み消した高揚
- 作詞
kiwa
- 作曲
kiwa
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雨に疼く
kiwa
kiwaがニューシングル「雨に疼く(あめにうずく)」をリリースする。
本作は、ギタリストのYHがギターで奏でたアイディアを元に、kiwaが作詞・作曲・歌唱を行った。kiwaは、水滴が落ちる音のサンプリングも自ら行い、雨の世界観にこだわりを見せている。ミックス、マスタリングはたかまるMIX、ジャケットはPonが担当した。
歌詞では、笑顔が眩しい憧れの女性に対して、支配欲や性衝動を感じつつ一人悶々と夜を過ごす、とある男性の気持ちが綴られている。衝動に任せた独りよがりな行動は、相手を深く傷付けてしまうだろうにも関わらず彼は、相手に受け入れてもらうことで自尊心を高め自らの孤独を癒したい、と身勝手な願望を語る。
あまりにもシリアスなテーマと、popな曲調に乖離が感じられるのは、いつまで経っても自らの加害性を深刻に捉えることが出来ない彼の幼く不気味な心理を表現しているという。
同曲のイメージビデオがkiwa Official YouTube Channelで公開されている。
アーティスト情報
kiwa
石川県生まれ。幼少期より日本の詩を好んだ。在学中にシンガーソングライターとして活動。「秋空」等を作詞作曲し地元のイベントに招かれ演奏。コンクールにて菅沼孝三賞を受賞。卒後上京し、精神科医として勤務。2021年末より音楽制作をオンラインで再開。様々な仲間が作るtrackにメロディとLyricを載せるスタイルが得意であり、2022年にアーティスト名"kyy"として「lovers fall」「X-laser」「PARADOX」を共作でリリース。2023年以降は"kiwa"に改名し、track制作や他のアーティストへの歌詞の提供も行っている。J-POPを基調としつつ、Alternative Rock, Hiphop, Electro, Acousticなどの様々なジャンルに対応した制作を行う。歌詞には文学的表現も用いつつ、人間が普段口にすることを憚るようなリアルな思考や感情を表現し、自らの体験と感性を織り交ぜた唯一無二の活動を展開。尊敬する国内アーティストはamazarashiやKing Gnu。
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