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『星座交響詩 Volume I — 天空をめぐる十の星座』は、世界で親しまれる30の星座を音楽で旅する三部作シリーズの第一章です。本作には、オリオン座、おおぐま座、みなみじゅうじ座、さそり座、カシオペヤ座、おうし座、しし座、いて座、はくちょう座、こと座という、夜空を代表する十の星座をテーマにしたインストゥルメンタル作品を収録。ピアノ、バイオリン、チェロ、ハープ、チェレスタ、フルート、ホルン、弦楽オーケストラが織りなす響きは、冬の澄んだ星空、北天を巡る大熊、南の海に輝く十字、赤く燃えるアンタレス、星の王冠、すばるの光、黄金の獅子、銀河中心へ向かう矢、天の川を渡る白鳥、そしてベガに響く竪琴へと聴き手を導きます。各曲には星座を象徴する印象的なモチーフが込められ、繰り返し聴くほどに旋律が心へ深く残る構成となっています。壮大でありながら過剰に派手ではなく、幻想的でありながら温かい。夜空を見上げる静かな感動を、何度でも味わえるアルバムです。
坂本松昭は、音楽に宿る美しさの法則を独自の視点で読み解き、知性と感性を響き合わせる音楽家・作曲家です。旋律、リズム、和声、音色、間合い、余韻、そして聴き手の心が動く瞬間を丁寧に見つめ、数値や記録から得た洞察を、詩情と温かさに満ちた音楽へと昇華させます。データに基づく分析は感性を縛るものではなく、表現をより深く、鮮やかにするための創造の手がかりです。緻密な構成と豊かな情緒が自然に溶け合う坂本松昭の音楽は、現代的でありながら普遍的な響きを持ち、聴く人の心に静かな余韻と新たな感動を残します。
天球音楽舎