※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
「回転木馬のカンタービレ」は、両想いが始まりかけた夏の夕暮れの高揚を、確定させずに抱える心の揺れを描いたミディアムテンポのシティポップ。
百貨店の屋上遊園地、回る木馬、オルガンの旋律、握る真鍮のポール、上下にそろっては半拍ずれる二人の高さ――円環の上で近づきながらも各自の境界を保つ、名前をつけない始まりの午後を浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、両想いの高揚に沈み込まず、「同じ」と言いかけた言葉を息に溶かして「近い」に留める、確定を急がない大人の距離感。仮の均衡を仮のまま受け取り、自分の足で柵の外へ降りていく意志が静かに滲む。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、屋上遊園地のオルガン、回る木馬の上下、一周で終わる円環、水面の記憶を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
木馬が止まり、二人の高さが静かにそろっても、Akemiは「このまま回って」とは言わず、鞍を降りて手すりを握り、半拍のずれをそのまま連れて夕暮れの屋上をあとにする。――そんな、始まりに名前をつけないまま近さを抱えて進む静けさを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
nanayon music