

いつも透けるグラスの中
荒く淡く氷を溶かして
いつも変わるグラスの中
深く脆く氷を溶かして
いつも透ける昔の仲
荒く淡く今でぼやかして
いつも変わる昔の仲
深く脆く今でぼやかして
いつも
穿っているんだ
穿っているんだ
星の裏庭 巡り会えたら
穿っているんだ
穿っているんだ
瞬く間 眠り空のまま
正しい夜ばっか人は溢れて
淋しい奥まった僕は囲われ
頼りない彗星の跡を辿って
空回りを始める
穿っているんだ
穿っているんだ
穿っているんだ
穿っているんだ
いつも浮かぶ2つの岩
代わる代わる頭を叩いて
穿っているんだ
穿っているんだ
星の裏庭 巡り会えたら
穿っているんだ
穿っているんだ
瞬く間 眠り空のまま
正しい夜ばっか人は溢れて
淋しい奥まった僕は囲われ
頼りない彗星の跡をなぞって
空回りを始める
- 作詞者
ローライラック
- 作曲者
ローライラック
- レコーディングエンジニア
KAZZ
- ミキシングエンジニア
田代唯人
- マスタリングエンジニア
田代唯人
- ベースギター
髙島匠美
- ドラム
葉月
- ボーカル
田代唯人

ローライラック の“オールトの雲”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
tangible
ローライラック
- 2
楔
ローライラック
- 3
claymore
ローライラック
- 4
夢遊病
ローライラック
- ⚫︎
オールトの雲
ローライラック
- 6
東京
ローライラック
- 7
intangible
ローライラック
- 8
最終電車
ローライラック
前作を作り終えた時からずっと、もっと心の深いところにある音楽を作品にしたくてたまらなかった。
心には形がない。だから描写するときは言葉にしたり絵に描いたり、何かに変換して、かたちにして表現しようとする。
音楽においても、心にあるものを描写するわけだから、かたちにしなくてはならない。前作はそのかたちを曲単体に込めたが、どうしても質量的な限界があるような気がしていた。だから、今作ではアルバムという大きなフォーマットで表現した。曲にも込めつつ、アルバム全体にも込める。こうして出来上がったのが「かたちあるもの」である。
全8曲。正直、全体を通して暗い1枚だと思う。心の奥底から引っ張ってきてかたちにしたから、あたりまえの話だけれど。
そしてそれと呼応するように、作中ではさまざまな音が鳴る。歪んだギターから水のようなシンセ、電車のモーター音まで。
けれど、音楽のジャンルなんて関係なく、その姿勢こそが僕らをロックバンドとする所以だと思う。
僕たちは、エレクトロロックバンド、ローライラックです。ロックバンドです。確実に。
だから、この作品をロックバンドの作品として世に出せることが嬉しくてたまりません。
仙台での僕らの2年間は、どう受け入れられていたのだろうか。
かたちあるものとして、人の目に写っていただろうか。
でも、ローライラックのこれからは、多分大丈夫だと思う。
これだけ自信あるものを作れたんだから、多分大丈夫だと思う。
アーティスト情報
ローライラック
2022年、Vo./Gt.田代唯人を中心に仙台で結成されたロックバンド。 煌びやかなエレクトロサウンドを軸に、ポップなメロディの中で影を落とすような歌詞は、そのアンバランスさと相まって独特の世界観を織り成す。 2025年春より拠点を東京に移し、以後も精力的な活動を続ける。
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