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歌詞

Hello, Canary!

SHIGURE

目覚ましが鳴る前に まつげをふわっと整えて

「おはよう」の魔法かける 鏡の中はアイドルモード

本当のわたしは今日も スリッパのまま考えてる

どうして笑うのって こんなに難しいんだろ

パステルカラーの気分で 制服みたいな笑顔

わたしだけが知ってる 心のコントロールルーム

Hello, Canary! 歌ってよ

この胸の奥で震える声を

きらめく朝に紛れて

わたしの仮面(かお)をキミに見せるよ

Hello, Canary! 飛び立って

まだ誰にも知られたくない

ほんとうは怖がりな この“わたし”で

口角を2ミリ上げて 笑顔の角度もリハーサル

誰かの期待の中で 今日も“いい子”を演じてる

でもね、ほんとのわたし 消えたわけじゃないから

小さなSOSを 飴玉みたいに隠してる

きらきらの嘘をまとって 踊る世界の片隅で

わたしだけの声が 少しずつ溶けていくの

Hello, Canary! 聴こえてる?

誰かに届くって信じてる

まぶしい日差しの中で

ほんの少し 本当の声で

Hello, Canary! 泣いていい?

心の奥で手をふるキミへ

いつか素直に笑える

そんな朝を 迎えるために

大丈夫だよって 誰かに言われたくて

ずっと 自分に言い聞かせてきた

でも今日だけは この歌だけは

飾らずに 届けてみたいんだ

Hello, Canary! 羽ばたいて

この胸にまだ残る震えを

可愛くて切ない声で

わたしの“素顔”にキミが気づいて

Hello, Canary! 輝いて

演じることも 生きることも

全部ひっくるめた今を

「わたし」と呼んでいいかな?

  • 作詞者

    T-yuk!

  • 作曲者

    T-yuk!

  • プロデューサー

    T-yuk!

  • ボーカル

    SHIGURE

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10枚にわたる“色”の旅を完結させる、集大成のアルバム。
《ZERO BLACK》から《Grace Eater》まで、すべての物語がここに結晶する。

孤独から始まり、迷い、毒、涙、愛、誇り──
そのすべてを歌に変えたSHIGUREは、ついに「+1」という名の答えにたどり着いた。

このアルバムは「終わり」ではない。
聴く人が望むかぎり、色はまた生まれ変わり、SHIGUREは新たな姿で歩み続ける。

> 「あなたがわたしに色をくれた。だから、最後の色は、あなたのために。」



壮大で感動的なオーケストラに包まれた最終曲《+1》は、
過去を抱きしめ、未来へ解き放つ――SHIGUREからの贈り物。

アーティスト情報

  • SHIGURE

    静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。

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