

わだちは曲がりくねってて
目の前には一本の線が見える
横に流れてたはずの景色が
後ろへと引いていく感覚
立ち止まる理由だけが
少しずつ遠くなっていく
迷いの痕が
まだ足に触れるけど
視線の先だけは
もう前に固定されてる
ためらいが
最後に手を引く
でもその力より
一歩のほうが強い
Forward line
戻らない方角に引かれていく
選び取ったわけでも
無理に決めたわけでもない
Forward line
いまはただ前に伸びるだけ
不安も一緒に連れて
でも、足は止まらない
考えるより先に踏み出してた
たぶんそれが答えの形
守るために進むこともあるって
初めていまならわかる
振り返るより前を見る回数が
いつのまにか増えてただけ
強くなったんじゃない
向きが決まっただけ
静かすぎて
心拍が前に出る
世界が追いつく前に
私はもう動いてる
Forward line
これは戻れない線
失うことより進まないことが怖い
進まないこの状況 Kick 未来
Forward line
加速の音は
まだ聞こえない
でも次の一歩が
速度になる
- 作詞者
TKC
- 作曲者
TKC
- プロデューサー
TKC
- レコーディングエンジニア
TKC
- ミキシングエンジニア
TKC
- マスタリングエンジニア
TKC
- グラフィックデザイン
TKC
- その他の楽器
TKC

TKC の“Forward Line”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
Unwritten Pulse
TKC
- 2
Chaos in Bloom
TKC
- 3
Silence Morphs
TKC
- 4
Soft Frequency
TKC
- 5
Quiet Current
TKC
- 6
Pattern of Air
TKC
- 7
Faint Orbit
TKC
- 8
Vector Drift
TKC
- ⚫︎
Forward Line
TKC
- 10
Open Frame
TKC
都市は、静かに動いている。
クラクションや足音、無機質なシステム音、
それらが混ざり合い、気づかないうちにリズムを生む。
Quiet City Motion は、そんな都市の“音にならない動き”と、
その中を歩く身体の感覚をすくい取ったUrban R&B アルバム。
混沌から始まり、静寂が形を変え、流れとなり、軌道を描き、
やがて一本の線として前に進んでいく。
しかしこの作品が描く前進は、速さや強さではない。
静かで、確かで、戻らない動きだ。
直線を歩いた先で視界がひらけ、目的を一度手放したとき、
都市は“景色”として立ち上がる。
呼吸、間、余白。
それらすべてがグルーヴになる夜のアルバム。



