HERO Front Cover

Lyric

Who told me

NANAKISARA

何にだってなれると

落書きで埋め尽くしたノート

大人になった自分は

いまだに何にもなれずに

中途半端に嫌われて

それは自分自身を映している

いっそぶっ飛んで爆ぜてしまえよ

そう啖呵切るのも何回目?

「透き通った善じゃないと

人の役には立てないのです」

音もたてずに心臓を一突き

不良品なのか

誰が決めた常識

俺が決める俺の今

誰のためのこの命

君がくれたこの命

雨あがり草の匂い

目の前を横切る蜻蛉

宇宙の構成物の一つさ

僕らだっておんなじさ

涙は空に還って

土を潤す雨になる

吐息は風に乗って

遠い街の歌になる

誰が決めた常識

俺が決める俺の今

誰のためでもない命

ただひたすら歩くだけ

  • Lyricist

    NANAKISARA

  • Composer

    NANAKISARA

HERO Front Cover

Listen to Who told me by NANAKISARA

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まさに世界が激動の時代に突入した2020年春。誰もが見えない大きな闇にじわじわと蝕まれていくような感覚があったのではないでしょうか。
私も、まるで迷路の同じ経路をぐるぐるとまわっているような苛立ちと焦燥感がありました。

それでも、歩みを止めることなく進んでいたら、道は一つではないことに気づきます。
いや、本当は見えていたのに、歩き慣れた道から外れるのが怖くて目を逸らしていたのかもしれません。

このアルバムには、新たな道へ進んだり壁を乗り越えるその一歩手前にいる人の背中を押す曲を集めました。

実力以上に見えるその道へ挑むためには、自分と向き合わなければなりません。自分の弱さに直面するのは勇気のいるものです。

でも、本当の自分を見据えたとき、少しだけ強くなれると思います。
そして、それが一歩踏み出す力につながります。

一歩一歩、途方もない道に思えるかもしれません。無駄に思えることもあるかもしれません。

でも振り返った時、そのすべてはあなたの理想につながっているはず。

そう信じて疑わない姿勢は、また他の誰かを導くでしょう。
誰もが誰かのHEROになりうるのです。

あなたがあなた自身のいのちを愛せますように。

Artist Profile

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