

放課後のチャイムが
今日は少し遅くて
誰もいない廊下
靴音だけが響く
机の隅に書いた
あなたの名前を
消したはずなのに
まだ薄く残ってる
好きだった理由は
もう思い出せないのに
嫌いになる方法だけ
今も見つからない
さよならは
ちゃんと言えたはずなのに
制服の袖を揺らす風が
あの日を連れてくる
思い出は
きれいじゃなくていい
胸の奥で静かに
まだ 生きてる
ロッカーの奥に
閉じ込めたはずの
写真一枚だけ
なぜか捨てられなくて
笑ってる顔が
少し遠く見えて
時間だけが
先に進んでいく
忘れたい気持ちと
忘れたくない気持ちが
同じ速さで
心を歩いてる
さよならは
もう過去の言葉なのに
帰り道の影の長さが
今も追いかける
思い出は
戻らなくていい
ただこの胸で
静かに 息をして
強くなったふりをして
何も感じないふりで
大人になるって
こういうことだって
自分に言い聞かせた
それでも
夜の静けさに
名前を呼びそうになる
弱さがまだ
ここにある
さよならは
本当に終わりじゃなくて
心の奥にそっと
仕舞うだけなんだね
思い出は
きれいじゃなくていい
消えなくてもいい
今の私を
つくってる
もしもまた
名前を呼ぶ日が来ても
私は振り返らずに
歩いていく
それでも
この記憶だけは
消さずに
ここに残しておく
- 作詞者
CACHO CABARO
- 作曲者
CACHO CABARO
- プロデューサー
CACHO CABARO
- ボーカル
CACHO CABARO

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さよならのあとで
CACHO CABARO
放課後のチャイムが鳴り終わった、誰もいない校舎。
靴音だけが響く廊下と、消したはずの名前の跡。
忘れたはずなのに、
なぜか消えてくれない記憶。
「さよなら」は言えたのに、
心だけがまだ置いていかれたまま。
本作は、
胸の奥に静かに残り続ける“過去の気持ち”を描いた
cacho cabaroのノスタルジック・バラード。
思い出は、きれいじゃなくていい。
消えなくてもいい。
それも全部、今の自分をつくっている。
放課後の匂いとともに蘇る、
記憶の中のラブストーリー。
アーティスト情報
CACHO CABARO
奈良発、青春のきらめきと儚さを歌い上げるシンガーソングライター。 バンドサウンドを基盤にしながらも、アコースティックな温もりとデジタルの透明感を自在に行き来する音作りで、日常の風景をドラマのワンシーンに変えてしまう。 透き通った中に少しハスキーさを帯びた歌声は、どこか懐かしく、聴く人に自分自身の青春を重ねさせる。 「制服の袖が揺れる登校風景」「夕立ちのあとの青空」「終電に揺れる窓の灯り」――そんな普遍的で誰もが経験する情景を、鮮やかに描き出す詩世界は世代を超えて共感を呼んでいる。 活動名「カチョカバロ」は、特定の意味を持たず、響きの心地よさだけで選ばれたもの。意味に縛られないからこそ、音楽そのものに自由さと広がりを与えている。 これまでに発表した楽曲はインディーシーンを中心に口コミで広がり、ライブハウスやSNSで「青春の残像を切り取るアーティスト」として注目を集めている。 聴くたびに「昨日の自分」「あの日の記憶」と再会させてくれる音楽――それが、カチョカバロの魅力である。
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