

薄い空へと
溶ける雲
山の端だけが
桃の色
袖に残った
香の匂い
まだ眠そうな
渡り廊
鳥の羽音が
風を切る
書きかけの歌
そのままで
春はあけぼの
薄い光が
ほどけるように
流れてく
花の香りが
風に乗って
遠い心を
連れてく
簾ごしには
雨の音
硯の墨の
散る花びら
小さな箱と
細い筆
大事なものは
みな小さい
灯した明かり
揺れるたび
夜の続きが
近くなる
春はあけぼの
薄い光が
ほどけるように
流れてく
花の香りが
風に乗って
遠い心を
連れてく
蛍ひとつが
闇をゆく
遠い夕暮れ
鳥が帰る
白い息だけ
残る朝
季節は静かに
巡ってる
心ときめく
そのたびに
少し世界が
近くなる
何でもない日
何でもないけど
少し嬉しい
そんな日もある
春はあけぼの
薄い光が
ほどけるように
流れてく
花の香りが
風に乗って
遠い心を
連れてく
袖の残り香
消える頃
空のどこかに
月ひとつ
言葉になる前の
この気持ち
風と一緒に
流れてく
- 作詞者
偉人 Vibes
- 作曲者
偉人 Vibes
- プロデューサー
偉人 Vibes
- レコーディングエンジニア
偉人 Vibes
- ミキシングエンジニア
偉人 Vibes
- マスタリングエンジニア
偉人 Vibes
- グラフィックデザイン
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- ギター
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- ベースギター
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- ドラム
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- キーボード
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- ボーカル
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- ラップ
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清少納言 Vibes
偉人 Vibes
平安時代を代表する随筆『枕草子』に着想を得たオリジナル楽曲です。
春のあけぼの。
簾ごしの雨音。
袖に残る香の匂い。
蛍の光。
遠い夕暮れ。
千年前の京都で清少納言が見つめていた季節や景色、
そして「心ときめく瞬間」を、現代の響きで描きました。
歌詞には『枕草子』の有名な断片――
「春はあけぼの」
「夏は夜」
「秋は夕暮れ」
「冬はつとめて」
をはじめ、
「うつくしきもの」
「心ときめきするもの」
を思わせる情景を散りばめています。
何か大きな出来事ではなく、
何でもない一日の中にある小さな美しさ。
そんな平安の感性を音にした一曲です。
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