

誰にも見えない 檻の中で
私は ちゃんと 呼吸している
足音を消して 今日をやり過ごす
言葉にした途端 すべてが嘘になる気がして
うなじに落ちた雨粒が
なぜだろう 涙より熱かった
優しさは 刃になる
わかってる でも 求めてしまう
誰かじゃない 私でいたいのに
壊れてない ただ揺れてるだけ
この孤独は 私の証
誰も見ない 透明な檻
でもここでしか 生きられない
声を出せば 世界が軋む
でも黙れば 私が消える
光と影を 同時に抱いて
私はいま 確かに在る
深呼吸一つ 空の色をなぞる
名前のない感情が 今日も私を染める
「大丈夫?」って訊かれるたびに
私は遠くなる
誰かのやさしさに 答えたくて 嘘をつく
それでも 目をそらさず
私を見つめる瞳があったら
もう少しだけ 歩ける気がした
壊れてない ただ揺れてるだけ
不安は 強さに変えられる
ひび割れた ガラスの檻を
私は 内側から叩いてる
まだ終わらない まだ逃げない
この声は 消えない歌
透明な檻に花を飾って
私は私を 赦しながら 生きる
- 作詞者
南 浩丈
- 作曲者
南 浩丈
- プロデューサー
南 浩丈
- ボーカル
綾
- ソングライター
綾

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透明な檻 (The Story)
綾