ただようだけ (Side B)のジャケット写真

歌詞

くちなし (proto)

田中ヤコブ

言いたいことがそれなりにあった

もう忘れちゃった

話したいことが出かかってたんだが

面倒になって黙った

ヤな予感がする

言葉にすればきっと僕が悪者にさせられる

余計なことはしすぎないくらいがいいよ

目をつけられる前にバックれよう

何も言わないように

顔色に出さぬように

僕が生まれたことに

意味があると困るのさ

このまま眠り続けて

気づかぬまま消えてしまいたい

ズレたキーのまま歌い続けて

後の祭りだね

覆水(Mp3)WAVに返らない

全部ノーカウント

ここが地球の真ん中

つま先を眺めている

淀みを好む魚

多摩川に沈んでいく

いつまでも泳いじゃいられない

手癖だけじゃもうかわせない

言いたいことがそれなりにあった

もう忘れちゃった

何も信じない

すがれそうな藁もスルー

  • 作詞

    田中ヤコブ

  • 作曲

    田中ヤコブ

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多くのアーティストや音楽ファンから賛辞を集める四人組ロックバンド「家主」のボーカル&ギター/メインソングライター/コンポーザーとしても活躍、そしてギターのみならずほぼ全ての楽器演奏を自らこなし、更には録音やミックスに至るまで自身で手掛けるDIYスタイルでソロ作品を発表し続けるシンガーソングライター・田中ヤコブ。通算4枚目のフルアルバムとなる今作は、一部楽曲でゲストや旧知のエンジニア・飯塚晃弘の力も借りながら制作されたSide Aと、全楽曲自身の演奏/録音のみで構築してみせたSide Bという驚異の2枚組。
収録されているのは最新曲から旧くは学生時代に制作された楽曲(!!)までと時期にバラつきはありながら、一切のブレなく芯をとらえ続けるソングライティングと複層的なアレンジ、通底した厭世観が漂い、タイムレスで類まれな鈍色のポップソング集として結実。旧来のギター・オリエンテッドな要素のみならず、流麗なピアノや重厚なコーラスワークにもフォーカスするなど、今まで以上に奥ゆかしくも憂いを帯びた楽曲の数々が、日々の寂しさや虚しさを優しくも力強く抱き止めていく。
普遍的なグッドメロディを刺激的なコード・プログレッションで紡ぐ全20曲、孤独薫るポップ・マエストロのNow and Then。

アーティスト情報

NEWFOLK

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