ただようだけ (Side B)のジャケット写真

歌詞

釣れない釣りに行く理由

田中ヤコブ

本当に僕がやりたいことって

何だったのでしょうね

僕が見えていないのは今?

本当にどこでどうなって

何がそうなっちゃうかなんて

競馬が当たんねえようなものさ

誰にもわかんねえ

気長に待とう

変な気を起こさぬように

気長に待とう

朝陽ならいつか昇ることにして

気長に待とう

寝て待つもんだぜ家宝は

図書館で本でも漫画でも読みゃあ良いさ

犬も歌舞伎町避ければ棒に当たんねえ

一体どこで何と出会うかなんてわからないし

適性だって歳とったら変わるもんだろ

老いて生きがいを見つけたのが

90歳だそうで

どこで何が始まるか知ろうだなんて

おこがましいよな

気長に待とう

意味もなく傷つかないで

気長に待とう

変われるならとうに変わってるはずさ

気長に待とう

ビビりながらあぐらかいて

釣れなくても

釣りに行ったって

言うじゃないか

たどり着くことより大事な過程があった

釣れなくても

釣りに行ったって

言うじゃないか

いざという時、友達を裏切れなかった

  • 作詞

    田中ヤコブ

  • 作曲

    田中ヤコブ

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多くのアーティストや音楽ファンから賛辞を集める四人組ロックバンド「家主」のボーカル&ギター/メインソングライター/コンポーザーとしても活躍、そしてギターのみならずほぼ全ての楽器演奏を自らこなし、更には録音やミックスに至るまで自身で手掛けるDIYスタイルでソロ作品を発表し続けるシンガーソングライター・田中ヤコブ。通算4枚目のフルアルバムとなる今作は、一部楽曲でゲストや旧知のエンジニア・飯塚晃弘の力も借りながら制作されたSide Aと、全楽曲自身の演奏/録音のみで構築してみせたSide Bという驚異の2枚組。
収録されているのは最新曲から旧くは学生時代に制作された楽曲(!!)までと時期にバラつきはありながら、一切のブレなく芯をとらえ続けるソングライティングと複層的なアレンジ、通底した厭世観が漂い、タイムレスで類まれな鈍色のポップソング集として結実。旧来のギター・オリエンテッドな要素のみならず、流麗なピアノや重厚なコーラスワークにもフォーカスするなど、今まで以上に奥ゆかしくも憂いを帯びた楽曲の数々が、日々の寂しさや虚しさを優しくも力強く抱き止めていく。
普遍的なグッドメロディを刺激的なコード・プログレッションで紡ぐ全20曲、孤独薫るポップ・マエストロのNow and Then。

アーティスト情報

NEWFOLK

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