Lyric

ユラユラ揺らめく蛍火に蟒蛇が

蠢く煌びやかな盛り場へ

煩悩のまにまに、、

紅粉と枝交わし、追憶に浸る頃

片時雨の世に賜物も徒になりにけり

桟橋に目をやれば暁月夜映え

果てた宴と邪念を振り捨てて

業業に纏い出向く

サラリ一炊の夢此ノ終年

現し心を忘れ

ハラリ心開き歌舞歓楽

儚き蜉蝣を知る

ヌラリ音取って音取って奏でれば

酔生夢死の心地

綴る詩歌も蹴鞠も由無しと

息衝き夜もすがら

乱れ咲くままに、、。

ツラツラと流るる言ノ葉は幽玄に

満たす其ノ心の杯を日輪と重ねて

夜さりに遥か見えた灯火に誘われ

美麗に移りし心アノ日は光芒一閃で

クラリ鏡花水月の想い

爆ぜて泡沫と化し

キラリ濁った滴も垂れて

快楽の海に溺れる

フラリ銭打ち、石投、興醒めと

浮世を離れては

つまり諸行も無常も響きあり

久遠の河を荒らす

徒花を咲かせ

カラリ狐と狸の駆け引きとこの世は

拱手傍観の如く、又飛び翔てゆく

サラリ一炊の夢此ノ終年

現し心を忘れ

ハラリ心開き歌舞歓楽

儚き蜉蝣を知る

ヌラリ音取って音取って奏でれば

酔生夢死の心地

綴る詩歌も蹴鞠も由無しと

息衝き夜もすがら

乱れ咲くままに、、。