

埋めたはずだった
埋めた場所を忘れただけだった
骨の奥で
何かが鳴っている
名前だったか
声だったか
傷だったか
思い出せない
それなのに
腐らない
螺旋
まだいる
螺旋
誰が呼ぶ
骨の奥で
鳴り続ける
名前だったか
誰だったか
海の底へ沈めた
沈めたつもりだった
夜になるたび
白い腹を見せて浮いてくる
土の下から
また何かが伸びていた
花ではない
骨でもない
記憶でもない
それなのに
見覚えがある
触れれば崩れ
離れても残る
名前を失っても
形だけ残る
傷のまわりを
ぐるぐるまわる
出口を探すみたいに
ぐるぐるまわる
消えたのは
季節だったか
海だったか
誰だったか
わからない
ただひとつ
残っている
螺旋
まだいる
螺旋
誰が呼ぶ
骨の奥で
鳴り続ける
名前だったか
誰だったか
朽ちるまで
朽ちてからも
同じ場所を
少しずつ外れていく
戻るたび
景色だけ変わる
遠いのに
またここへ来る
埋めた場所を探していた
そう思っていた
違った
探していたのは
場所じゃなかった
掘り返すたび
同じ音がする
胸の奥で
何かが鳴っている
誰だったか
思い出せないまま
ここまで来た
螺旋
まだいる
螺旋
誰が呼ぶ
骨の奥で
鳴り続ける
名前だったか
誰だったか
まだいる
まだいる
骨の奥で
鳴り続ける
螺旋
まだいる
螺旋
誰が呼ぶ
- 作詞者
sasano
- 作曲者
sasano
- プロデューサー
sasano
- ボーカル
sasano

sasano の“螺旋”を
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- 1
でしょ?
sasano
- ⚫︎
螺旋
sasano
- 3
水槽
sasano
- 4
思っていたもの
sasano
- 5
海の骨
sasano
- 6
幸せごっこ
sasano
- 7
傘の下
sasano
- 8
そういう夜に
sasano
- 9
しい
sasano
- 10
ゆれる二人、いかに
sasano
- 11
夜を借りるピアニスト
sasano
- 12
ごめんね
sasano
- 13
いそぎの花
sasano
- 14
遺書
sasano
- 15
そういう夜に ao
sasano
人生は、少しの後悔と未練があるほうが美しいでしょ?
アーティスト情報
sasano
「幸せを歌わない、死を歌う」 二十年以上前に実在したひとりの女性との死別を原点に、その女性が死後の世界から残された人や世界を見つめ、歌っているという視点を核にオリジナル作品を制作。 後悔、未練、悔しさ、羨望。 人の「負」の感情を、あえて死者側から描き、音楽として残す。 人は美しい感情だけではできていない。 その「負」も美しく音楽にしたい。 量産的な表現とは距離を置き、実感のある言葉と一貫した世界観を軸に作品を形にしている。 歌詞の執筆をはじめ、世界観・コンセプト・ディレクションを手がけ、歌唱・音源制作にはAIを制作ツールとして取り入れ、一つひとつの作品を生み出す。 ※「遺書」のみ、実際に残された言葉をもとに再構成した作品。
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