二十年のジャケット写真

歌詞

いそぎの花

sasano

消えるためにあがる

いそぎの花

祈りの中に

かき消される声

一人のまま

落ちてく火花拾えず

誰も知らぬまま

消えゆく音を

数えていた

夜に返せぬ

借り物のまま

燃やせぬは

記憶の束

拍手の奥

途切れるかな

煙になれず

残ったまま

消えることだけ知るいそぎの花

綺麗だねって誰かが言った

少し笑って下を向いた

消えたいだけじゃないのにな

綺麗なものほど

急いで消えるね

夏が終われば

名前を呼べず

一人のまま

落ちてく火花拾えず

誰も知らぬまま

消えゆく音を

数えていた

忘れぬまま

夜だけ過ぎて

行き場知らぬは

言葉の束

綺麗なままで

終われぬものか

昨日ばかりが

残ったまま

消えることだけ知るいそぎの花

綺麗だねって

誰かが言った

少し笑って

下を向いた

消えたいだけじゃないのにな

消えることだけ知るいそぎの花

綺麗だねって

誰かが言った

少し笑って

夜空見上げた

消えたいだけじゃなかったのにな

  • 作詞者

    sasano

  • 作曲者

    sasano

  • プロデューサー

    sasano

  • ボーカル

    sasano

二十年のジャケット写真

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人生は、少しの後悔と未練があるほうが美しいでしょ?

アーティスト情報

  • sasano

    「幸せを歌わない、死を歌う」 二十年以上前に実在したひとりの女性との死別を原点に、その女性が死後の世界から残された人や世界を見つめ、歌っているという視点を核にオリジナル作品を制作。 後悔、未練、悔しさ、羨望。 人の「負」の感情を、あえて死者側から描き、音楽として残す。 人は美しい感情だけではできていない。 その「負」も美しく音楽にしたい。 量産的な表現とは距離を置き、実感のある言葉と一貫した世界観を軸に作品を形にしている。 歌詞の執筆をはじめ、世界観・コンセプト・ディレクションを手がけ、歌唱・音源制作にはAIを制作ツールとして取り入れ、一つひとつの作品を生み出す。 ※「遺書」のみ、実際に残された言葉をもとに再構成した作品。

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