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善悪の向こう側
**DG5 Concept Album**
**One Album = One Movie**
黒い天使は、悪なのか。
白い悪魔は、善なのか。
人はいつから、色だけで善悪を決めるようになったのだろう。
DG5『善悪の向こう側』は、**正義、恐怖、信仰、依存、欲望、偏見、そして対立**——人間の内側に潜む矛盾を、「黒の天使」と「白の悪魔」という2つの存在を通して描くコンセプトアルバム。
黒い翼を見た人々は恐れ、石を投げる。
知らないものを「悪」と決めれば、考えなくて済むから。
やがて別の者は黒い天使に跪き、救いを求める。
自分で人生を選ぶより、誰かに答えを委ねるほうが楽だから。
そしてある者は、その力さえ利用しようとする。
恐怖でも信仰でもない。
ただ、自分の欲望を満たすために。
そんな人間たちの前へ、今度は**白い悪魔**が現れる。
美しい白い翼。
穏やかな微笑み。
優しい言葉。
人々は、それを疑わない。
**白は清い。
白は正しい。
黒は怖い。
黒は悪い。**
けれど——
**それを誰が決めた?**
黒の天使も、白の悪魔も、人間に答えを与えない。
善悪を決めているのは、いつだって人間自身だった。
そして人々はついに「自分こそ正しい」と主張し、互いに争い始める。
同じように何かを信じ、同じように大切なものを守ろうとしているはずなのに、相手の言葉には耳を貸さない。
正義と正義がぶつかり合い、いつしか「正しさ」そのものが争う理由へ変わっていく。
その光景を、黒い天使と白い悪魔はただ静かに見つめている。
裁かない。
救わない。
争わない。
彼らはただ、人間という存在を映している。
**本当に恐ろしいのは、悪なのか。
それとも、自分だけが正しいと信じ切ることなのか。**
白でもない。
黒でもない。
善でもない。
悪でもない。
その境界を越えた場所で初めて見えてくる、人間の本当の姿。
**DG5『善悪の向こう側』**
これは天使と悪魔の物語ではない。
**善と悪を作り出す、私たち人間の物語。**