Lyric

いつか失くしてしまうものなら

始めから一つも欲しくなんてなかった

もうこれ以上何も持てないよ

心の空洞から零れ落ちるだけだから

癒えない喉の渇き

仮初の幸福に身を任せ

絶えない人の嘆き

偽りの微笑みに身を委ね

消えない君の軌跡

ありし日の面影を重ね

言えない僕の痛み

ありもしない救いを求め

それでも明日を望めるだろうか

君のいない世界は少しだけ狂ってて

僕を置き去りに廻る

今もまだ一人きり　この場所で立ち尽くす

名前もないこの場所で

君がくれたお守りは空っぽだった

その優しさをなんて呼べばいいだろう

暗闇が怖くて目隠して歩いた

未来は遠すぎて過去を振り返った

孤独に苛まれて一人閉じこもった

別れを憂いて君を否定した

それでも明日を望んでいたい

君のいない世界は少しだけ寂しくて

僕を置き去りに嗤う

今もまだ一人きり　この場所で立ち尽くす

名前もないこの場所で　ずっと