Ouroborosのジャケット写真

歌詞

旧友

SXICIDE RYUSEI

夕暮れも程近いafternoon

テレビにたまたま映ったニュース

解けかけの雪原に自殺死体

発見されたのは数日前

でも見覚えのあるその身元

名前を何処かで聞いたこと

記憶の底を掘り起こしリメンバー

そうだ昔遊んだあのメンバー

確か彼は目指していたラッパー

俺も流行りに乗って歌った

呼んでた名前は画面と違った

中継先写す雪の中

着の身着のまま飛び出すアパート

気付きゃ目指した彼の実家を

隣町まで30分

想像もつかないその死の理由

Yes he was my old friend

でも気付いたら遠くへ

過去と現在をロープウェイ

で行き来できりゃそれで良くて

昔のことだとっくに

なのに悲しいよ特に

分からないなんで彼は遠くに?

出来れば空の上からtalk to me

あと5分で彼の実家に到着

車内流すsouth sideの音楽

誰が教えてくれたかは忘却

なんて間に青信号だようやく

制限速度守らないバイパス

ドアポケットから拾うライター

高架下の公園でしたサイファー

もう思い出せない当時の会話

7年の月日は思ったより長い

しかし昨日のように時は早い

彼は本気で食おうとした音楽で

それなのに自殺だなんてどうなってる

雪は解けても死だけは解せない

彼の熱さだけは忘れてない

3月の風はまだ寒いまま

気付いたらもう

ここがそうだ

Yes he was my old friend

でも気付いたら遠くへ

過去と現在をロープウェイ

で行き来できりゃそれで良くて

昔のことだとっくに

なのに悲しいよ特に

分からないなんで彼は遠くに?

出来れば空の上からtalk to me

インターホンを押して待つ玄関

彼の母が迎えてくれた

当時の話と事情の説明

それを聞いてるその顔が切ねえ

通された先は彼の部屋

昔ノリだけでRECをした

思い出してきた過去のこと

夢を語ってた熱い表情 とか

どうして彼が?

疑問しかない

ここまで来ても分からぬ未だに

邪魔なしがらみ?

それか陽当たり?

きっとそんな邪推などいらない

そこで彼の母から渡された

遺留品でもあったデモのデータ

「私には辛くて聞けないから

あなたが内容を教えてお願い。」

ってさ

  • 作詞者

    SXICIDE RYUSEI

  • 作曲者

    SXICIDE RYUSEI, Hellion

  • プロデューサー

    SXICIDE RYUSEI

  • 共同プロデューサー

    Hellion

  • レコーディングエンジニア

    SXICIDE RYUSEI

  • ミキシングエンジニア

    SXICIDE RYUSEI

  • マスタリングエンジニア

    SXICIDE RYUSEI

  • ラップ

    SXICIDE RYUSEI

  • ソングライター

    SXICIDE RYUSEI

Ouroborosのジャケット写真

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日本語ラップの枠を超えた構成美。
“物語としての音楽”が今、ここに。

SXICIDE RYUSEIの4thアルバム『Ouroboros』は、

日本語ラップにおける構成美と物語性を極限まで追求した
“聴く映画”とでも呼ぶべき作品。

物語の中心にいるのは、
若くして才能を開花させたが不可解な死を遂げた旧友。
本作では旧友の過去と破滅、

そして死の真相を追う主人公の視点が交錯する。
英題曲は旧友視点、
漢字タイトルの曲は主人公視点と明確に分かれ、
音像もそのたびに切り替わる構成は、
聴く者に時間軸の断裂を感じさせる仕掛けとなっている。

作中で描かれるのは、


記憶と音が交錯するリリカルなミステリーだ。

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