Ouroborosのジャケット写真

歌詞

Beautiful Ending

SXICIDE RYUSEI

一面見渡す限りの銀世界に1人

最後のタバコに火を付け吸い込む

いつにも増してslowly

ポッケに入った曲と遺書に

詰め込んだありったけの想い

この身を残していくここに

これで

今日がもう最後の日

明日の今ごろどこにもいない

月並みな言葉でもそれが真実

悲しいけれどそれこそが真実

苦しみから解き放たれる遂に

なのに君のこと思い出す不意に

別に生きる必要もない無理に

だけど何も死ぬことも

ねえ?

ついに全ての覚悟が決まった

俺以外の客もいない

朝一番のバスで向かった雪山

タバコと遺書は一緒

曲のデータを入れたポケットの中

この姿が死体に変わって見つかるのは

春になってから

もう誰も俺のことなんて

相手にしてもくれない

どれだけ頑張ったって

まるで腫れ物扱いのように触れない

何千曲最高の曲作り続けても

一生売れない

ならもう降り積もるこの雪の中で

1人きり俺は潰れたい

表彰台の上で

シャンパンを飲みたかった

ファーストクラスの窓から

眩しいほどの朝日を臨みたかった

たくさんのニッポニアニッポンが

空を覆う様を見たかった

だけどそんな夢物語を話しても

遅いんだ今さら

だからもう諦める

音楽 人生 恋愛 何もかも

生まれつき病気の俺が

生きるのにこの世界かなりハード

寒空の下で風に負けず

タバコ火をつけるライターはターボ

美しさを保ったまま

死ぬ姿に手を叩いてsay bravo

今日がもう最後の日

明日の今ごろどこにもいない

月並みな言葉でもそれが真実

悲しいけれどそれこそが真実

苦しみから解き放たれる遂に

なのに君のこと思い出す不意に

別に生きる必要もない無理に

だけど何も死ぬことも

ねえ?

父親が死んでから

もう気付けば約5年が経った

それなのに何故かまだ相変わらず

PTSDと鬱病のまま

徐々に酒の魔の手溺れてく

俺の姿見て仲間も去った

音楽で売れることだけが

残されてた最後の希望だった

Ah 誰も理解などしてくれない

孤独の恐怖

先に進むことも拒まれてるように

吹いてる強風

分かってたけど

諦められなかった最後の最後まで

結局のところ買えたんだろうな

求めていたような愛も金で

Yeah

一面見渡す限りの銀世界に1人

最後のタバコに火を付け吸い込む

いつにも増してslowly

ポッケに入った曲と遺書に

詰め込んだありったけの想い

この身を残していくここに

これで初めてなれる孤高に

思い描く限り最も美しいこの死に方

眠剤を過剰摂取して

俺はやっと星に変わる

後悔しても遅い

俺はいないんだよもうそこに

別れ告げる汚いこの世界と

長く慣れ親しんだどん底に

  • 作詞者

    SXICIDE RYUSEI, Tatsuo Anzai

  • 作曲者

    SXICIDE RYUSEI, Tatsuo Anzai

  • プロデューサー

    SXICIDE RYUSEI

  • レコーディングエンジニア

    SXICIDE RYUSEI

  • ミキシングエンジニア

    SXICIDE RYUSEI

  • マスタリングエンジニア

    SXICIDE RYUSEI

  • ラップ

    SXICIDE RYUSEI

  • ソングライター

    SXICIDE RYUSEI

Ouroborosのジャケット写真

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日本語ラップの枠を超えた構成美。
“物語としての音楽”が今、ここに。

SXICIDE RYUSEIの4thアルバム『Ouroboros』は、

日本語ラップにおける構成美と物語性を極限まで追求した
“聴く映画”とでも呼ぶべき作品。

物語の中心にいるのは、
若くして才能を開花させたが不可解な死を遂げた旧友。
本作では旧友の過去と破滅、

そして死の真相を追う主人公の視点が交錯する。
英題曲は旧友視点、
漢字タイトルの曲は主人公視点と明確に分かれ、
音像もそのたびに切り替わる構成は、
聴く者に時間軸の断裂を感じさせる仕掛けとなっている。

作中で描かれるのは、


記憶と音が交錯するリリカルなミステリーだ。

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