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今年5月と6月にかけて久々のオリジナル新曲となる「Sakiyo No Furiko」と「Canaria」を急遽配信リリースし、趣向を凝らしたそれぞれのミュージックビデオ(「Canaria」はなんと世界初の手書きアニメーションによる360°VR作品!)とともに大きな話題を提供したトクマルシューゴ。それと並行し、コロナ禍における新しい音楽の楽しみ方を模索した「TONOFON(REMOTE)FESTIVAL」を主催するなど、新たな挑戦を続ける彼による、待望となる新曲。
「MAZUME」は、ガットギター、アコ―スティックギター、エレキギター、ラップスティールギター、チェロと、めくるめく展開のもと様々な弦楽器が音を繋いでいくメロディアスな楽曲。トクマルシューゴならではの一筋縄ではいかないポップセンスと卓越したプレイが融合しつつもどこか穏やかさを感じさせるその曲調は、真冬の部屋にささやかな暖を灯すような魅力に溢れている。
「Hora」は、「架空のバンド」を想定して作られた、印象的なリフレインを伴った楽曲。こちらも弾けるようなポップさが魅力だが、ロック/ポップからトライバルな要素まで股にかけるような強烈なリズムとドライブしまくる演奏は圧巻(リードギターはトクマル主宰のトノフォンからデビュー・アルバムをリリースしている田中ヤコブ)。チャールズ・ブコウスキーへのオマージュ(!)も織り込んだという新境地のリリックも、楽曲との摩訶不思議なマッチを魅せる。
東京出身。ギターと玩具を主軸に無数の楽器を演奏する音楽家。楽曲の全てを作詞・作曲、演奏、アレンジ、レコーディング、ミキシングまでひとりで手掛ける。 2004年、米NYのインディ・レーベルより、1stアルバム『Night Piece』をリリース。無名の日本人、日本語歌詞であったにもかかわらず、各国のメディアで絶賛を浴び、世界中から注文が殺到して初回プレス分は瞬く間に売り切れる。 2ndアルバム『L.S.T.』も海外リリースされ、雑誌、新聞、ラジオ等で大きく取り上げられる。 3rdアルバム『EXIT』は北米ツアーでは4公演全てがソールドアウト。フジロック、NANO MUGEN FES、ヨーロッパ最大級の音楽フェス、ロスキレなど相次いで出演。 4thアルバム『Port Entropy』をリリース、日本全国13カ所でツアーを行い全公演が即ソールドアウト。NHK『トップランナー』に出演。「Clocca」がバンクーバーオリンピックのスポットCMに起用。無印良品のCMを手がけるなど、全国的に知名度を上げていく。 自身が主催する"TONOFON"を立ち上げフェスなどを開催。 フジロックにて満員のWHITE STAGEに出演。 『In Focus?』『Toss』をワールドリリース。
TONOFON