

足りない記憶 涙で隠した
最後の嘘に 気づかないように
気づいてしまわぬように
幻みたいな 一夏の恋を
歌にして 綺麗に飾れば
忘れられるはずだった
君の声が、匂いが、記憶が
色褪せずに残っているうちは
まだもう少しだけここにいさせて
子供みたいに自分の傷を確かめさせて
途方もない未来がただ続いていく
こんなふうに大袈裟に言えば
救われるような気がしてた
あの日君と見た映画のオチが
今頃になってしっくりきた
あの時にちゃんとわかっていられたら
僕らはどんな結末を迎えてたんだろう
何もかも満たされないこの世界で
君がいればそれでよかった
なのにいつからか君に君以上を求めていた
乾いた空気と冷ややかな風が
茹だるような熱を冷ましていく
まだもう少しだけ夏でいさせて
- 作詞者
keiji
- 作曲者
keiji

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カンナ
keiji
シンガーソングライターkeijiのセルフプロデュースによる2ndデジタルシングル。
1stシングルのダンスナンバーとは打って変わって、過ぎゆく夏を回想するスローバラード。
アーティスト情報
keiji
千葉県出身のシンガーソングライター/トラックメイカー。 8年間のバンド活動に終止符を打ち、その後ソロアーティストとして活動再開。 独特のセンスで紡がれる言葉と、心の琴線に触れるメロディーラインを、透き通った歌声で放つ極上のポップス。 2019年4月、1stアルバムをリリース。
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keiji