時の影絵のジャケット写真

歌詞

灯る骨

Alexsophie

夜が静かに崩れていく

君の足音だけがまだ響いてる

空き地の裏通りには

小さな祈りが今も息づいてる

「またね」が風に溶けて

靴底には午後の影が残る

触れられなかった言葉たちが

僕らの秘密を運んでいく

星を一粒ずつ空に並べて

君の名前を綴るように

消えてゆく光の残骸が

僕の胸で静かに鼓動を打つ

君が見ていた景色

君が触れた未来

全部 僕の中で灯る骨になった

忘れてしまうことのほうが

忘れられるより怖かった

ねじれた記憶の街路で

追いかけた面影の声が

瞳に沁みて消えていった

もしも君の手紙が

光の粒になったなら

僕は拾いながら歩くだろう

もう声は届かなくても

君の沈黙が導く

だから、もう一度

君に会えたなら

名前はいらない

ただ、君の鼓動があるなら

その声に

「生きてたよ」って

答えたい

君に渡したかった言葉を

この風が持っていったとしても

僕の灯る骨は

君の空でずっと歌っている

  • 作詞者

    Alexsophie

  • 作曲者

    Alexsophie

  • プロデューサー

    Alexsophie

  • ソングライター

    Alexsophie

  • プログラミング

    Alexsophie

時の影絵のジャケット写真

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アルバム『時の影絵』は、時間・記憶・感情をテーマにした全10曲からなるコンセプチュアルな作品です。

黄昏の情景から始まり、情熱的な衝動、影に残る記憶、スピリチュアルな象徴、そして懐かしさや切なさを描きながら、聴く人を内面世界へと誘います。

新たに加わった「時の彩層」「夏の余白」「Beyond the Stars」「情蘭」は、時間の多層性や季節の移ろい、星々の彼方への憧憬、そして心の奥にひそやかに咲く花を象徴し、アルバム全体をさらに深みのあるものへと仕上げました。

終盤は静謐な「情蘭」で幕を閉じ、聴き手の心に静かな余韻を残します。

本作は、過去と未来をつなぎ、見えない感情の層を音楽で描き出す、アーティスト Alexsophie による「時の記憶のアーカイブ」です。

アーティスト情報

時の影絵

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