Lyric

思いのほかいい結果だった

朝の占いもすっかり忘れて

いつも通りの足取りの先

最寄りの風景に夜が来る

繰り返しの中の

小さな痛みと安らぎを

通り過ぎたあと　気になって

後ろ姿を　思い出してみたり

新しく一日(ついたち)が来て

朧気だった未来が

あやふやなまま　色付いていく

何度めくっても代わり映えしない

当たり前だらけのページたちに

まだ　少しだけ期待している

ここのところ頭を巡っていた

悩みの答えが突然出たりして

ふと見上げた視線の遥か先

昔よりぼやけた星が光る

繰り返しの中で

どうにか進んでいることを

感じられたそのときには

後ろ姿を　思い出すよ

いつのまにか月末になって

ありがちな決意を

ありきたりに　呟いている

何も変わらなくても

やってくる次の30日間に

また　どうしてか期待している