Lyric

網膜を失った〈詩人≠死人〉にとって、コトノ刃は狂気に成り得る

深淵の〈病み＝闇〉を抱えた大都会の時間を刻む、まん丸とした振り子が

虧月と共に夜の刃と化し　不安な胸中に月、刺してこそ

〈死人≠詩人〉としての名誉を得るのだ

切り咲いて零れ落ちた星達が不幸を照らす　転覆国家の傷を癒す為に

「サヨナラ…」と伝えた後に　あなたの背中に振り子を

書き換える魔も無い　過去の悲しみを　叩きつけて

街は病蛍共の人類捕獲計画によって、紛い物のネオンが彼方此方で煌々と燈っておる

ほうら四畳半国家の片隅で、盲目の売国奴と化す毒蟲を黙死した！

ハハハ！コレは犯罪史に於けるプロパガンダなのだ

切り咲かれた骸から　赤い花が咲き乱れる！

憎しみに溺れた街に　あなたの背中の振り子を

討ち堕ろす運命と　未来の終末を　刻みつけて

夜空に種を蒔いて　冷たい風吹く

刃で切り舞いて　嗤う　振り子　躍る

「サヨナラ…」が言えない夜に　あなたの背中の振り子のキズを

キリサキキリ切り咲いて　現在を逝くべきと

嗤う　振り子