Lyric

朝のホーム、いつもの景色

スーツの群れ、スマホを握りしめて

聞き慣れたアナウンス、「ただいま遅延」

これが日常？いや、これが現実

改札口で舌打ち響く

誰もが思う、「またかよ」って

でも心の中じゃ、誰も言えない

「もう慣れたよ」って笑うのも虚しい

東武東上線が遅れてる

それでも僕らは走ってる

時刻表なんて信用しない

だけど信じたい、次はきっと来るって

東武東上線が遅れてる

だけど僕らは耐えてる

不満飲み込んで今日も行く

希望を探して次の一歩を踏み出す

「お急ぎのところ申し訳ありません」

そんな言葉が染み付いた日常

怒るほどエネルギーは残ってない

それでも悔しさは積もってるんだ

電車が来ない、会社が遠い

「遅延証明書」じゃ片付かない心

でも言えないんだ、同じ状況の隣の人に

「つらいよな」なんて弱音は吐けない

東武東上線が遅れてる

それでも僕らは走ってる

「なんで？」と問いかける暇もなく

時刻表の数字はただの飾り

東武東上線が遅れてる

胸の中じゃ誰もが呟いてる

「この遅れは、俺たちの何かだ」

だけど黙って乗るのがルールみたいだ

誰もが口を揃えて「仕方ない」

それが当たり前になっていく社会

でもその裏にある本音

「本当はもっとちゃんとして欲しいんだ」

そんな声がホームを漂う

けど電車の音にかき消される

それでも胸の奥で呟いてる

「この遅延が人生じゃない」って。

東武東上線が遅れてる

それでも僕らは進んでる

同じ電車に乗った仲間と共に

今日も、明日も、続く線路を