20th bloody birthday
運ばれてくるの、ホールケーキ
Old tapeかかり、半歩前に
白い歯と賛称
生きてて真っ当?
頭ん中鳴り止まぬ、晩鐘
絡み合ってる矛盾のセオリーは
昇華されず、まだ残ってるんだ
赤線ばっか、キャパシティオーバー、ペーパーバックの異常者
哲学ゾンビのオールマイティ
遊べるおもちゃじゃあるまいし
希死念慮も「おまけにどうぞ」?
結局全部モラッチャッタ、gifted?(笑)
根強く残る、霧中のコロニー
鬱蒼、コンパス狂いっぱなし
気付いたら迷子、どこなのmy god
それでも通過儀礼を…?
20th bloody birthday
いついつ誰かが欲したフロンティア
手に負えないまで、肥大化した罠
四苦八苦、チクタック、伝統ポップソング、空元気、どうも鬱
昔設えた秘密の国から、舞い戻るはずの青い鳥はまだ
病み上がり、這い上がり、「どうでもいい」から出来た、地獄の身
悟りの境地への手形を破棄
鎖の手首で首締め、be dying
作っては破壊繰り返す象徴
血統書開いて閉じて、嘆息
故人の賛美を免罪符にここまで
ちょっと待って、今まで何を見てきたんだって
笑って笑ってハイチーズ、も今じゃキツい話になって…
20th bloody birthday
- 作詞
IIIZ
- 作曲
IIIZ, ANTIC
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20th bloody birthday
IIIZ
- 2
20th bloody birthday (nel Remix)
IIIZ
誕生日に人は何を感じるだろう、そして、それが節目であった時、特に何を思うか。私は誕生日が近づく度、俗にいうバースデーブルーに苛まれる。
20歳の誕生日、めでたい通過儀礼には変わりない。ただ、自分にとっては今までの苦痛を思い出すトリガーとなったし、ふつふつと煮え立つような苦しみを噛み締めた一日だった。そんな思い出を落とし込み、昇華した一曲。
ー『20th bloody birthday』
ビートはIIIZ本人と、現在「Squeal」を主催し、valkneeとの活動でも知られるANTICが共作。ゴシックでグライムを彷彿とさせるトラックにハイパーな要素を取り入れることにより、より一層斬新なチューンを展開している。
IIIZのアングラな世界観に、ANTICのドライな4つ打ち、そして細やかなパーカッションが絡み合い、危うくも刺激的なサウンドとなっている。
『20th bloody birthday-nel Remix』
本作のカップリングトラックとして、Daoko、GOMESS、Jinmenusagi、春ねむり等、名だたるアーティストを輩出してきたLOW HIGH WHO?の主宰、nelがRemixしたver.も同時収録されている。IIIZ&ANTIC ver.とはうって変わった曲調になっているのが見所である。「夢かわいい」と言った文言が似合うだろうか、そこに不穏感が溢れるギミックや曲調が雲隠れし、「夢かわいいのに、何処か不気味」という、新しい概念を確立している。バンドサウンドを基としているにもかかわらず、独特の浮遊感やドリーミーなテイストは1度聞いたら病みつきになるだろう。
ジャケットは同じくLOW HIGH WHO?の主宰 、nelが担当。LOW HIGH WHO?ファンならハッと気付くかもしれない、オマージュが隠されたジャケットである。また、この相反するような2曲を収録するのにふさわしい、「可愛くありつつも、何処か不穏さを持つ」出来栄えは見応えがある。是非まじまじと見て欲しいものだ。
収録された2曲からジャケットまで、豪華な音源、豪華なメンバーで構成されたシングルである。是非とも、隅から隅まで堪能してもらいたい。ー
アーティスト情報
IIIZ
IIIZ(イーズ)、from LOW HIGH WHO? 東京を拠点に活動するラッパー兼トラックメイカー。アングラだが、ハイパーな音楽性は、楽曲に留まらず、相反する物同士の共存を美学とする彼女の独特の世界観を共有している。
IIIZの他のリリース
LOW HIGH WHO? STUDIO