真面目な 蟻さんのように 次の季節まで
プレゼントをこつこつと 貯めている時間なんてない
僕は キリギリス
来年の 今頃は 可愛らしい 子どもたちが
愛を乗せた 懐かしい メロディーを奏でてるよ
僕ら キリギリス
だって そうやって 受け継いでく 命
次の季節が 廻って 僕がいなくなったとしても
この声 覚えておいて 命を懸けて鳴くからね
ノスタルジックな 名曲を 歌って
あの子の心に 響かせたいんだ
出来るだけ 美しい 音色で
先輩の 蝉から 夏の終わり教わった 僕には 時間が無いんだ 秋風が吹き出した
ノスタルジックな 名曲を歌って
あの子の心に 響かせたいんだ
出来るだけ 美しい 音色で
ノスタルジックな 名曲を歌って
あの子と一緒に 踊りたいんだ
出来るだけ 美しく 出来るだけ 暖かい 音色で
次の季節が 廻って 僕がいなくなったとしても 今しか 鳴けない声で 命のかぎり鳴いておけ
- 作詞
オオダイラゴウ+
- 作曲
オオダイラゴウ+
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キリギリス (Acoustic)
オオダイラゴウ+
世界的に有名な『アリとキリギリス』の童話は、もともとは『アリとセミ』だったと言われている。セミのいない地域では、キリギリスの方が代役を担ったが、時代を経て、いつの間にか代役のキリギリスの方が有名になった。
この話は、アリがコツコツ努力をし、備えを怠らない大切さを伝えるのが一般的な解釈である。
お話には、角度を変えるとまた違った価値が見えてくる。
キリギリスの仲間には、越冬しないものも多い。キリギリスには限りある命を燃やし、自分の運命を行き切る凄さがある。学校などでは、たしかに、アリを賛美することが多い。しかし、キリギリスにはキリギリスなりの誇りがある。歌え、キリギリス!!
アーティスト情報
オオダイラゴウ+
オオダイラゴウ+ 国語教育に携わるなか、作詞作曲に興味を抱く。 緑豊かな多摩丘陵を散策しながら歌を作っている吟遊詩人。 都内近郊のライブスペース等で、オリジナル曲を発表している。
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Dream Ship Records